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五月人形の一種の武者人形

武者人形は五月人形の一種で端午の節句に男の子に贈られます。鐘馗や神武天皇など、伝説上の人物がモチーフになっているものが多く、色んな種類から選べます。それぞれの見た目や込められている意味がどういったものなのか紹介していきます。

  1. メモ
  2. 子どもの日に贈る品物には様々な種類があります。
    同じ物を別の名前で呼ぶこともあり、混乱するかもしれません。贈り方なども地域によって風習が異なります。ここでは武者人形について、武者人形がどのようなものなのか、そしてどんな種類があるのか紹介していきます。
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武者人形とは

「武者人形」は五月人形の一種です。5月5日は端午の節句として、男の子の誕生や健やかな成長を祝い五月人形を贈ります。様々な人形が五月人形として飾られてきましたが、武者人形は武家社会から生まれた風習です。今では端午の節句が「子どもの日」として呼ばれるようになっていますが、これはごく最近、昭和の話です。武家社会から生まれた武者人形はそれよりもはるか昔から伝統として受け継がれてきました。端午の節句が庶民にも広く親しまれるようになったのは江戸時代ごろと言われています。その時代よりも昔から、厄払いの意味を込めて人形は様々な行事に使われていましたが、武者人形の場合には単なる人形ではなく、兜や鎧を身につけていますので、子どもの身の安全や病気から身を守るという意味合いが強く込められています。
武者人形にも色んな種類があり、伝説に出てくる英雄や物語の主人公などをモチーフにしていることが多いです。また、男の子の人形に兜や鎧を着せた「子供大将飾り」も武者人形に含まれます。

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武者人形に定番の英雄たち

武者人形には定番となる英雄がいます。それぞれどういったものなのか紹介していきましょう。
金太郎は源頼光の四天王の一人、坂田金時がモデルです。兜や鎧などは身につけておらず、「金」の文字が入った赤い前掛けだけをした姿が愛嬌もあり、特徴的です。端午の節句に贈るものとして人気が高いものです。金太郎には、元気で心優しい男の子に育ってほしいという願いが込められた五月人形です。
続いては桃太郎です。犬、猿、雉を連れて鬼退治をしたという童話で広く知られています。誰もがよくこのストーリーを知っているため金太郎と同じく人気の高い五月人形です。桃太郎のように強く、勇ましく育ってほしいと願いを込めて贈られます。
次は鐘馗(しょうき)についてです。こちらは金太郎や桃太郎などと比べると威厳を感じさせるデザインのものが多いです。鐘馗は中国の伝説に残る神様で、赤い顔、長い髭が特徴的です。中国の唐時代、玄宗皇帝が夢の中で鬼にうなされているところ、鐘馗が登場して鬼を退治したという話があります。そのため、魔除けの効果があり、子どもを事故などから守るためなどに贈られる武者人形です。
最後に神武天皇についてです。神武天皇は第一代の天皇で、戦の際に、神武天皇の持つ弓に金の鷹が止まり、その輝きで目がくらんだ敵から勝利を得たという伝承があります。武勇と平和の象徴として飾られるようになり、文武両道に育つようにという願いが込められています。長い髭に角髪(みずら)と呼ばれる古代日本の髪型をしているのが特徴的です。一部の地域では鐘馗と神武天皇を一緒に飾る風習もあるようです。
この他、牛若丸や弁慶などの歴史上、伝説上の様々な人物を模して武者人形が作られています。いずれも、身代わりとなって災厄から男児を守ってくれるお守りのような存在として飾られます。

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武者人形の選び方や贈り方のポイント

鎧飾りと武者人形、どちらを買うべき?

五月人形を実際に贈るとき、上で紹介した武者人形を贈るべきなのか、鎧飾りを贈るのが良いのか迷うかもしれません。どのようにして選ぶと良いのでしょうか。主にポイントとなるのは五月人形の価格・大きさ・かわいらしさなどです。五月人形の価格にもかなりの幅があります。比較的安く購入できるものもありますが、やはりその分質が落ちる傾向にあります。長い間使っていくことを想定してしっかりとした作りのものを選ぶべきです。基本的な見極め方として衣裳の裏側の確認や、生地の合せ目を見たりしてみると良いかもしれません。大きさについては住居のスペースの問題があると思いますので、どこに配置するのか考え、どのくらいの大きさにしなければならないのか確認しましょう。大きな五月人形のほうがやはり派手で見栄えも良いかもしれません。しかしマンションやアパート暮らしであまりスペースが確保できず、窮屈に見える状態よりは全体のバランスなどを考えた方が良いでしょう。また、一体の五月人形を置くだけなのか、その他小物なども飾るのであればその分のスペースなども考慮し、それらをどのようにして飾るのか一度購入前にイメージすることが大切です。
かわいらしさのように、見た目が気に入るということも重要なポイントです。特に子ども目線で考え、気に入ってくれそうなものを選ぶのが良いでしょう。ただし、今後長い間飾ることを考えれば、初節句のように小さな時期だけで考えるのではなく、少し大きくなったときにも楽しめるようなものを選ぶことも重要です。そのため、派手な衣装を着てキラキラとした五月人形なら子ども受けも良いかもしれませんが、あえて少し渋めのものを選んでも後からその良さが子どもも理解するようになるかもしれません。

これらの点を考え、鎧飾りや兜飾り、武者人形など、数ある五月人形の種類から選ぶようにしましょう。
また、五月人形は昔母方の実家が贈るものとされていましたが、最近ではそれほど厳格には決まっていません。むしろ両家が孫に贈りたいと揉めることがあります。雛人形などについても同様で、節句の贈り物をめぐり両家のトラブルが起こるかもしれません。そこで、関係性を悪化させないためにも工夫して両家が満足するようにしたほうが良いです。例えば片方の祖父母が鎧飾りを、もう片方の祖父母が五月人形を買うという方法もあります。

木目込み人形と衣裳着人形

武者人形はその作り方で木目込み人形と衣装人形に大別されます。木目込み人形とは胴体に溝を彫り、そこに布地の端を埋め込んで衣裳を着せて作った人形のことです。布地を溝に埋め込むことを木目込むということから名づけられています。木目込み人形は江戸時代中期に作られた人形が起源とされており、これが評判になったことから世に広まっていきました。木目込み人形にも種類がいくつかあり、伝統工芸品として認定されたものもあります。
一方衣裳着人形とは仕立てた衣裳を胴体に着せ付けて作った人形のことです。衣裳着人形は江戸時代初期に京都で発祥、その後人形師によって、盛んに作られるようになったと言われています。

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まとめ

子どもの日に、男の子に贈るものには鎧飾りや兜飾り、武者人形など、色んな種類があるということを知っておきましょう。その上で、どの種類にするのか考えましょう。また、武者人形にも衣裳の違いやモチーフとなった人物などの違いから種類が豊富にあります。衣裳で言うと「木目込み人形」と「衣裳着人形」に分けられ、定番の人物には金太郎や桃太郎、鐘馗、神武天皇などがいます。同じ人物でも作り手によって表情などは異なるため、納得いくまで色んな人形を探してみましょう。

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