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五月人形の飾り方

五月人形はいつ、どうやって飾るの?
家のどの場所に置くといいのか、手早く飾って、片付けるためのポイントや、きれいな飾りつけの方法、準備するときの注意点をご紹介します。

  1. メモ
  2. 一年に一度の端午の節句。
    子どものために五月人形を買ったはいいけれど、家のどの場所に飾ろう、どうやって飾るのか分からないと悩んでいる人も多いと思います。ここでは、飾る場所選びのポイントや、基本の飾りつけ方、さらには早く終わらせるポイントまで見ていきます。
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五月人形飾りつけのポイント

五月人形の飾り方は様々

五月人形には鎧飾りや、兜飾りなど種類がさまざまです。地域によっても飾る五月人形が変わってきます。飾り方の手順ももちろん人形の種類によって違ってきますから、どの人形を持っているか、まずは確認してから始めましょう。

五月人形を飾る場所

五月人形は家のどの場所で飾るのがいいのでしょう。
その場所選びのポイントは、以下の4点です。

  1. 直射日光に当たらない、湿気のない場所
  2. 家族が見える場所
  3. 子どもの手が届かない場所
  4. 掃除のしやすい場所

直射日光に当たらない、湿気のない場所

五月人形は湿気に弱いです。湿気があると、カビが発生してしまう恐れがあります。そのため、台所、お風呂場の近くは避けた方がいいです。
また、直射日光は人形が変色してしまう可能性があるため、窓のそばも避けたほうがいいですね。特に窓の近くは、結露が発生することもあるため良くありません。

家族が見える場所

五月人形は、男の子の病気や、ケガを防ぎ、健やかに成長するようにと願って飾られています。家族みんなで子どもの成長を願うものですから、やはり家族みんなが集まるような、家の中心に置くのが望ましいですね。リビングなど、目に付く場所に置きましょう。

子どもの手が届かない場所

五月人形の部品は細かいものが多いです。そのため、小さなお子さんがいる家庭では飲み込んでしまうことがないように配慮が必要です。ケース等に入っていれば、そこまで問題はありませんが、ケースに入っていないときは、なるべく子どもの手が届かない場所に置くことをおすすめします。

掃除のしやすい場所

ほこりや汚れがないように清潔に保つ必要がありますから、時々ハタキではたいてキレイにしなければなりません。掃除のしにくい場所にあっては、ほこりも溜まってしまいますから、掃除がしやすく大人の手には届きやすい場所がいいですね。

なお、飾る方角を気にされる方もいますが、どの方角に飾るかは重要ではありません。五月人形は神様というわけでもなく、縁起が悪い方角というものはないため、方角については気にしなくていいでしょう。

人形を傷つけず、手早く飾りつけるためのポイント

飾る場所が決まったら、いよいよ飾りつけです。箱からいきなり出してしまう前に、どのような手順なら人形を傷つけることなく、素早く飾りつけができるかを見てみましょう。ポイントは以下の4点です。

  1. 晴れた日に飾る
  2. 飾る場所で作業する
  3. 手袋をはめる
  4. 道具を取り出すときと、飾り付けるときに写真を撮っておく

晴れた日に飾る

何度も出てきていますが、五月人形は湿気に弱いです。カビが生えてしまう恐れがあるため、なるべく晴れた湿度が低めの日に飾るようにしましょう。そうすることで、劣化を防止できます。

飾る場所で作業する

せっかくきれいに飾り付けても、飾る場所まで運ばなければならないと、持って行く間に崩れてしまうかもしれませんね。飾る予定の場所で、そのまま飾りつけをして、運ぶことがないようにしましょう。

手袋をはめる

金属部分に指紋が付きやすく、飾ってから汚れのように見えてしまっては、きれいに飾れてももったいないです。飾り付けの段階から手袋をはめて、指紋が付かないように気をつけましょう。布製の手袋がない場合でも、ハンカチを当てながら、作業するなど指紋が付かないように部品を触りましょう。

道具を取り出すときと、飾り付けるときに写真を撮っておく

一度道具を取り出してしまうと、箱のどの部分に何が入っていたのか分からず、片付けるときに苦労します。素早く適切にしまうためにも、道具を取り出す順に写真を撮っておくと、あとから便利です。また、飾り付ける際も途中の段階で写真に収めておくことで、来年また飾るときにどのようにして飾っていたかを確認できます。今年よりもさらに早く飾るためにも写真に撮っておくことをおすすめします。

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五月人形基本の飾りつけ

鎧飾り

鎧飾りは頭から足まで全身ある人形です。
大まかな順番としては、下半身→胴体→顔→足、の順で飾り付けていきます。

下半身

必要なものは、土台となる櫃(ひつ)、佩楯(はいたて)です。。

  1. 佩楯(はいたて)を櫃(ひつ)の中心に合わせて、全面に垂らします。
  2. 佩楯の帯の両端を櫃の中に挟むことで、固定します。左右対称になるように調節しましょう。

胴体

必要なものは鎧、芯木(しんぎ)です。

  1. 櫃の上に、芯木を載せます。
  2. 芯木に鎧を着せます。場所や、腕の曲がり具合のバランスを見ましょう。

必要なものは、面頬(めんぽお)、鍬形(くわがた)、竜頭(りゅうず)です。

  1. 芯木の上部の溝に面頬の紐をかけて、吊るします。
  2. 位置が鎧の上に収まるぐらいで、紐の長さを調節します。
  3. 鍬形と竜頭を差し込んで、芯木に被せます。

必要なものは毛履(けぐつ)、脛当(すねあて)です。

  1. 毛履に脛当を差し込みます。
  2. 櫃の前に並べます。

最後

必要なものは弓、太刀です。

  1. 最後に全体のバランスを整えます。おなかが出過ぎないように、腕の位置などを調節し、かっこいい場所を探しましょう。
  2. 向かって左側に弓を、右側に太刀を置きます。太刀は柄が下になるようにします。

鉢は、型に合金を流し込んで作る合金鉢と鉢を形成する鉄板を一枚一枚継いで作る矧ぎ合わせ鉢(はぎあわせばち)があります。

兜飾り

兜飾りは、鎧飾りとは違い、頭の部分だけなのでシンプルです。
必要なものは、櫃(ひつ)、芯木(しんき)、袱紗(ふくさ)です。

  1. 櫃の上に芯木を乗せます。
  2. 袱紗を芯木に被せます。そのときに、一つの角が前に垂れるようにかぶせてください。垂れすぎないように注意しましょう。
  3. 兜に鍬形と竜頭を差し込みます。
  4. 芯木に兜を乗せます。左右を間違えないようにしましょう。
  5. 全体のバランスを見て調整しましょう。
  6. 最後に、弓を向かって左に、太刀は柄を下にして右側に置きます。

鎧兜以外の道具の飾り方(三段飾りの場合)

三段飾りでは、鯉のぼりや粽(ちまき)も一緒に飾ります。
大枠を組み立てて、屏風も飾ったら、まずは、二段目から組み立てていきましょう。

二段目の、左から

  1. 鯉のぼり
  2. 陣笠(じんがさ)
  3. 太鼓
  4. 軍扇(ぐんせん)
  5. 篝火(かかりび)

三段目です。三段目の左から

  1. 篝火(かかりび)
  2. 柏餅
  3. 八足台
  4. 粽(ちまき)
  5. 篝火(かかりび)

を置きます。場所を間違えないようにしましょう。
最後に、一番上の段に、鎧兜や弓、太刀を置きます。ここがメインですね。
全体のバランスを見て、微調整をしたら完成です。

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五月人形をしまうときは

やはり湿気に弱い五月人形ですから、天気は良く、さらに湿度が低く、カラッと晴れているような日にしまうと最適です。 飾りつけをしたときと同様に、手袋をはめながら金属部分に直接触れないようにします。見た目の問題だけでなく、皮脂がカビの原因になるからです。一年のうちのほとんどが保管されていますから、来年箱を開けたときにはカビが生えていた、ということのないようにしましょう。
また、こちらも飾りつけのときと同様ですが、部品を飲み込まないように子どものいないときに片付けるようにしたほうがいいですね。箱にしまっていくときは、部品を薄紙などで包み、傷が付かないように注意しましょう。

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まとめ

いかがでしたか。飾る場所、飾る日、片付ける日、全てに共通していたのは、湿気と直射日光を避けることでした。晴れた日に、子どもの手が届かない場所で準備ができれば、安全で良い状態でしまえますね。手で直接触れないようにし、保管している間にカビが生えてしまうのを防ぐことも重要です。
掃除をするときのことや、後片付けをするとき、来年飾るときといった先のことを考えながら準備をすれば、効率的に作業ができます。ぜひ、参考にして飾りつけをしてみてください。

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