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初節句

子どもの日といえば鯉のぼり。鯉のぼりの意味や江戸時代からの由来とは

子どもの日に飾られる「鯉のぼり」。この風習は江戸時代から続くとされています。また、「鯉」が飾られることにも意味があります。ここでは具体的に鯉のぼりの持つ意味や、由来について紹介していきます。

子どもの日といえば鯉のぼり

子どもの日には鯉のぼりを各地で見かけます。
鯉のぼりを飾るという風習は一般的によく知られていますが、なぜ鯉が使われているのか、ご存知でしょうか。鯉のぼりの由来まで知っている人はあまりいないかと思います。そこで、五月人形との関係やその意味合いについて紹介していきます。

1.鯉のぼりの意味

中国の伝説から鯉が立身出世を願うものに

日本では子どもの日に鯉のぼりを飾る風習があります。日本の文化とも言えますが、鯉であることには意味があります。
これは中国の影響を受けています。長い歴史を振り返ると日本と中国の関りは深く、もともと中国にあった文化や伝統は多く日本に流れ込んでいます。それがそのまま受け継がれているもの、そこから独自の変化を遂げたものなど様々です。鯉においても、中国のある伝説が関係し特別の意味が持たされています。その伝説では、鯉は「龍門」という急流の川をのぼり、そして龍になり天へと登るとされています。鯉がチョイスされた理由としてはいくつか考えられます。鯉は生命力の強い魚であることは事実で、清流以外であってもたくましく生きていくことができます。そして川の流れに逆らい、登るように泳ぐこともできます。また、比較的サイズも大きく、独特の鮮やかさも持っています。中国において龍は皇帝の象徴ともされていますが、この龍と鯉とを紐づけることで鯉にも大きいな意味が込められているのです。
鯉のぼりの鯉を子どもに見立て、生命力の強い子に育つよう、そして激流にも逆らえるよう、立身出世の象徴として日本でも伝えられています。

鯉の色の意味

一度は鯉のぼりの飾りを見たことがあるかと思いますが、このとき鯉のぼりの鮮やかさに気が付くでしょう。鯉自体模様や色合いに個体差が大きく、鮮やかさを持っていますが、鯉のぼりとして飾る鯉は自然に存在する鯉よりもさらに鮮やかになっています。しかしランダムにカラフルな色付けがされているわけではなく、よく見てみるといくつかのパターンがあることが分かります。実は鯉のぼりの色にはそれぞれ意味があるからです。
基本的に鯉のぼりの鯉は3匹で構成されます。真鯉、緋鯉、青い鯉の3匹です。これは家族を表しており、真鯉は父親、緋鯉は母親、青い鯉は子どもとされています。父親の鯉が黒いのは大黒柱であることを表現しています。母親の鯉が赤いのは生命を担っていることを表現しているようです。そして子どもの鯉の青さは若さや今後の成長などが表現されています。若者に対し「青い」と表現されるのと同じ意味合いです。しかしこの色による意味づけは大昔から言われてきたわけではありません。染料が限られていた時代ではカラフルさを実現することは難しく、江戸時代よりも後に様々な色を持つ鯉のぼりが登場しました。
鯉のぼりの構成が家族に見立てているということから分かるように、子どもの数が増えた家庭では鯉の数も増やすことが多いです。おおよそ父親と母親の黒と赤は固定で、子どもの鯉として青や緑、ピンク、紫などの色があてられることが多くなっています。

五色の吹き流しの意味

鯉のぼりは上から父親の黒い鯉、母親の赤い鯉、そして子どもたちを表す鯉というように順番に飾られます。しかし最上部には、5色のひらひらとしたものが付いています。これは「吹き流し」と呼ばれるものです。これにもやはり意味があります。色も決まっており、青・赤・黄・白・黒が筒状になっています。
古代中国の五行説が由来になっています。五行説の考え方では、木・火・土・金・水が世の中を構成し、この5つの要素が影響を及ぼし合い、そして循環しているとされています。木・火・土・金・水はそれぞれ青・赤・黄・白・黒を意味します。この五行説に基づき、吹き流しがあることで魔よけの効果があるとされているため、鯉のぼりにも備え付けられているのです。

2.鯉のぼりの由来

鯉自体には上で説明した通り、中国の伝説が関係していました。
この鯉を鯉のぼりとして、子どもの日に飾るということをやりだしたのは江戸時代からと言われています。しかしそれ以前では現代の形とは少し異なり、「武者のぼり」と言われていました。武者のぼりの起源は戦国武将の「旗指物」です。この旗指物は端午の節句に飾るという風習があり、これを庶民も真似たことが始まりとされています。この旗指物には家紋だけが描かれるのが通常ですが、庶民が真似たものには武者絵が描かれることが多かったため武者のぼりと呼ばれるようになりました。
このときはまだ鯉がメインとなっていませんが、武者絵の中には立身出世のシンボルとして鯉の滝登りが描かれていることも多かったのです。この絵が原形となり鯉だけが独立しました。それまで武者のぼりとして飾られてきたものが江戸時代に入ると徐々に変化し、現在のような鯉のぼりとなっていったのです。

3. 初節句には五月人形とともに買うべき?

子どもの日に飾るのは鯉のぼりだけではありません。
五月人形なども飾ることが知られています。この五月人形と鯉のぼりはまったくの別個で関係性がないものではありません。鯉のぼりは「外飾り」、五月人形は「内飾り」としてそれぞれに役割があるとされています。外飾りである鯉のぼりはすでに説明した通り、主に子どもの立身出世という意味合いがあります。一方五月人形には厄除けとしての意味合いが強く持たされているようです。これらはともに男の子の初節句の折に贈られ、端午の節句に飾られます。
内飾りにも色んな種類があるのでそれぞれ見ていきましょう。まずは「鎧飾り」についてです。五月人形の中でも最も豪華なものとされています。攻撃から体を守る鎧には男の子の心身を守り健康的な成長を祈る意味が込められています。
続いて「兜飾り」ですが、これも鎧飾りほどでないにしろ、大きな兜であれば十分見栄えのある飾りとなるでしょう。鎧と同様、健康な成長を願う意味合いがあります。
また、金太郎や鐘馗、神武天皇などの人形が飾られることもあります。金太郎には元気で心優しい子に育ってほしいという願いが込められています。鐘馗は中国において鬼を退治したという言い伝えがあります。そのため魔よけの効果があるとされています。神武天皇の人形は平和の象徴として飾られるようです。
初節句では鯉のぼりや五月人形の購入で迷うこともあるかと思います。それぞれ役割が異なるため、両方を購入しても問題ありません。内と外、それぞれに飾りがあることでより節句を楽しむこともできるでしょう。

4.まとめ

何気なく見てきた鯉のぼりにも様々な意味が含まれていたということが分かったかと思います。
鯉のぼりの由来は江戸時代にまでさかのぼり、それ以前にも武者のぼりが飾られていました。そして鯉が採用されている理由には中国の伝説が関係しているということでした。こうしてみると鯉のぼりの歴史は古くからあり、長い間日本では親しまれてきた文化であると言えます。また鯉のぼりには子どもの立身出世への願いが込められており、五月人形には内飾りとして屋内の厄除けの意味が込められています。現在では様々なバリエーションが出てきているため、楽しみながら選んでみると良いのではないでしょうか。

子どもの日(端午の節句)と五月人形の由来や意味、現代の祝い方

子どもの日や五月人形などには、それぞれに意味があります。子どもの健康な成長を願うこと、そして厄除けなどが主とされています。他にもちまきや柏餅を食べるなど、やることは盛りだくさんです。また現代では伝統的に行われていないことでも、各家庭の楽しみ方がされているようです。

五月人形の一種、武者人形として人気の英雄たちを紹介

「子どもの日」や「端午の節句」など、聞いたことはあっても詳しく意味や由来を知っている人はそれほどいないのではないでしょうか。また、五月人形なども意味があって飾られていることを知っていますか?ここでは子どもの日の由来から現代の祝い方まで広く紹介していきます。

1.子どもの日(端午の節句)の由来

中国の「端午の節句」が由来

子どもの日は5月5日です。この日は「端午の節句」とも呼ばれます。子どもの日ですから、この日は子どもたちがみんな健康で元気に成長できるよう願いを込め、そしてこれまですくすく育ってきたことを祝う日です。
現代では「子どもの日」に比べて「端午の節句」という言葉が使われる機会はそれほど多くありませんが、この言葉の歴史はとても長く、昔から使われていました。実はこれは中国にもともとあった言葉がやってきたと言われています。しかしかつて中国で使われていた端午の節句と現代の日本で使われている端午の節句とでは少し意味合いが変わってきます。

「菖蒲」から男の子の行事に

中国では、風習として、厄除けや健康祈願のために菖蒲の入ったお酒を飲んだり、菖蒲を飾ったりしていました。この伝統行事が端午の節句の由来で、日本にも伝わってきました。しかし日本独自の文化と混ざり合うことで少しずつ意味が変わり、男の子のために行う行事になっていきました。その理由として、菖蒲が武士の言葉や道具に似ていたということが影響しているようです。菖蒲と同じ読みをする「尚武」という言葉があり、これは武道や武勇を重んじるという意味があります。鎧や兜を飾る現代の風習はこういったことが関係しているようです。
さらに、この行事が行われる日は初めから5月5日ということではありませんでした。5月はかつて午の月と言われていたことが関係し、同じ読みであることから5月5日の行事とされるようになりました。

昭和時代に「子どもの日」となる

それまで端午の節句という言葉が使われていたにもかかわらず、「子どもの日」という言葉が主流になったのには大きなきっかけがありました。1948年、5月5日は「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」日として祝日に定められたのです。法律で国民の祝日として定められたことで、一気に全国的に周知され、その後子どもの日という言葉が使われるようになりました。こうしてみると子どもの日という言葉は比較的最近生まれたということが分かります。しかし菖蒲湯に入る行為などは現代においても残っており、言葉が変わってもその中身は受け継がれているのです。

2.五月人形の意味

子どもの日には様々な行事や飾り物があります。
地域によっても違いはありますが、五月人形を飾ることは一般的に行われています。五月人形の意味は基本的に厄除けです。男の子に降りかかる病気や災難を守るという意味が込められています。鎧や兜をかぶった五月人形も多いかと思いますが、これらについても同様の意味が込められています。兜や鎧は体を守るためのものですから、男の子を色んなものから守るために飾ります。
五月人形についてもその由来は江戸時代にまでさかのぼります。この時代では、家系を絶やさないためにも、男の子を生むということは大きな意味を持っていました。また武士の時代であり、男の子の誕生は非常に喜ばしいことでした。そのため、特に武家においては男の子が誕生すると兜や鎧、人形を飾ってお祝いしていました。こうした行いが子どもの日の行事として行われるようになり、現在の五月人形の文化に変化してきたのです。

3.現代の祝い方

五月人形や鯉のぼりを飾る

現代、子どもの日にどのような祝い方をするのか紹介していきます。
飾りもので言えばやはり五月人形と鯉のぼりが定番です。五月人形が厄除けの意味合いが強かったのに対し、鯉のぼりは子どもの立身出世への願いが込められている点で異なります。鯉のぼりも歴史は古いです。もともとは戦国時代に武将が掲げていた旗を真似て庶民も旗を飾っていたものが徐々に変化していきました。江戸時代にもなると鯉が飾られるようになり、3匹の鯉がそれぞれ父親、母親、子どもを表現し、力強く成長することを願うようになりました。鯉のぼりを飾るには、一番上に5色の吹き流しと呼ばれるものが付けられ、上から黒い鯉、赤い鯉、青い鯉と飾るのが一般的です。最後の青い鯉は子どもを表し、子どもの数に合わせてピンクや緑色をした鯉を追加すると良いでしょう。
一方五月人形は屋内に飾ります。人形のほか、兜や鎧だけを飾ってもよいでしょう。また、鯉のぼりと五月人形はどちらか一方しか飾ってはいけないということもなく、逆に両方飾らなければならないものでもありません。好みに合わせて、伝統行事を楽しみながら飾ってみると良いでしょう。色々と揃えるのであれば早めに、初節句の2か月ほど前から準備を始め、家紋や名入れをするのが望ましいです。ぎりぎりになって注文をしても間に合わない可能性があります。飾る時期としては4月の上旬、もしくは節句の1、2週間前までに飾りましょう。節句の飾りは母方の実家が用意することも多いですが、両家の折半や、両親が用意するということも珍しくなくなりました。また、絶対にしないといけない行事でもないので、4月生まれの男の子のように、準備期間がないことや、子どもの体調も万全でないと思われる場合には無理に初節句祝いをせず、翌年のお祝いにしたほうが良いかもしれません。

伝統的な端午の節句のお料理を作る

子どもの日には五月人形や鯉のぼりを飾る以外に、特別な料理を作ることも伝統的に行われています。これは子どもの日という言葉が生まれる前からの風習で、現代まで受け継がれています。代表的なのは柏餅とちまきです。それぞれ由来が異なり、ちまきは中国の由来と考えられていますが柏餅は日本独自の文化として誕生しています。柏餅を食べるのは、子孫繁栄の意味が込められています。柏の葉は、古い葉がなかなか落ちず、新しい葉が生えてくるのを待つことから、家系が絶えない様子を連想しているようです。
伝統的にはこれらが節句の料理として親しまれていますが、現代ではそれぞれの家庭で好きなごちそうを用意し、ケーキを食べる家庭もあります。

4.まとめ

「子どもの日」は昭和において法律で定められてから知られるようになりましたが、かつては「端午の節句」として5月5日が祝われてきました。五月人形や鯉のぼり、ちまきや柏餅を食べるという風習は現在でも残っています。端午の節句という言葉やちまきを食べることなど、中国が由来となっているものも多いです。どれも男の子のための行事という意味合いが強いですが、現代では子どもたちの成長を祝う祝日として全員で楽しむ傾向にあります。
多くの飾り物や、菖蒲湯のような行事など、それぞれに意味のあることが色々と楽しめる日です。形式にこだわりすぎる必要はありませんが、こうした由来や意味があるということを知ればより子どもの日を楽しめるようになるでしょう。

雛人形と並んで飾られることのある市松人形。その意味や由来

市松人形は歌舞伎役者を模してできたものです。そのため、市松人形を贈る際には美しい子に育つようにという願いが込められます。また、姉妹全員に雛飾りを与えることが難しいことから、次女以降には市松人形を贈るという文化もあります。

市松人形や雛人形など、日本には様々な種類の人形があります。
それぞれに意味や由来があり、時代の流れとともにその扱い方なども変わってきます。しかし市松人形や雛人形は同じ時期、雛祭りのときに飾るなど、扱い方が少し似ています。ここでは、市松人形がどのようにして誕生したのか、またどんな意味があるのか紹介し、雛人形との関係についても触れていきます。

1.市松人形とは

市松人形のみため

市松人形とは日本人形の一種です。
おかっぱで振袖を着た女の子が代表的ですが、市松人形にも男女があり、男の子の人形もあります。また、時代によって見た目も徐々に変化しているようです。男の子の場合には羽織などの正装をしています。サイズはものによって様々ですが、いずれも小さな女の子が抱えられるほどの大きさをしています。
顔は白く、眼は黒目が大きいのが特徴です。可愛い見た目をした人形ですが、見ようによっては怖い印象を与えることもあります。しかし最近では市松人形のバリエーションも豊富になり、現代風の見た目をしたものも増えています。例えば漆黒のおかっぱではなく、茶髪をした上に今どきのヘアアレンジをした髪型のものなどがあります。パステルカラーの着物で着飾るなど、現代的な人形も珍しくありません。

雛祭りに雛人形と一緒に飾るご家庭も

【雛人形と並んで3月3日の節句に飾るもの】
3月3日といえば雛祭りです。女の子の成長を祝う節句行事であり、雛人形はそのシンボルとも言えます。市松人形はこの雛祭りとも関係があり、この時期には市松人形を雛人形と並べて飾るということもします。

【父親の実家から贈るという風習を保っている地域も】
市松人形に関する文化は地域によっても違ってきますが、父親の実家から贈る風習のある地域もあります。この場合の市松人形には、雛人形と並んで飾るお出迎え人形としての意味合いが込められているようです。

【長女は雛人形、それより下の子(次女・三女など)には市松人形を贈る地域もある】
また、別の地域では長女に雛人形を贈り、次女には市松人形を贈るという風習もあります。本来雛人形は1人1つが基本と考えられていますが、いくつも雛人形を飾るのはスペース的にも難しくなってきます。雛人形が1人1つとされるのはもともと雛人形が持っていた役割に関係します。雛人形の由来と考えられている「流し雛」では、雛人形が子どもの厄を引受け、身代わりとして使われていました。そしてこれを川に流していたのです。そのため、必然的に1人1つの雛人形が必要になっていました。しかし現代ではその意味合いも薄れつつあります。こうした背景もあり、雛飾りを姉妹で共有し、次女以降には市松人形を贈り、雛人形とともに飾るということが行われています。

2.市松人形の歴史や意味

江戸時代の人気歌舞伎役者を模した人形

市松人形のはじまりは、江戸時代であるとされています。
江戸に佐野川市松という歌舞伎役者がおり、その美しさから人気もあり、これを模した人形まで発売されるようになりました。これが「市松人形」と名付けられ、一般庶民にも広まるようになったのです。
しかしそれ以前にも人形の文化はありました。「抱き人形」と呼ばれる人形は室町時代には存在しており、当時は公家の子どもたちのために作られたものでした。今では小さな女の子がぬいぐるみを持つように、昔も幼い女の子は人形を肌身離さず持つものでした。

しかし市松人形として発売されることで、また別の意味があるものとして特別な扱われ方をするようになります。佐野川市松はその美貌から人気が出た歌舞伎役者でしたので、市松人形を贈る際にも、佐野川市松のようなきれいな子にという願いが込められていました。
雛人形の原型となった文化はそれよりも古くからありましたが、これが雛祭りに伴う雛人形として現在の形に確立したのは市松人形と時期の近い江戸時代でした。雛人形は一般的に母親側の実家が贈るものと考えられていたため、市松人形は父親側の実家から贈るという文化ができたようです。

人形を単なるおもちゃから芸術品に

佐野川市松という歌舞伎役者の登場により「市松人形」が世に出回ることになりました。しかしこれはあくまで人形として、女の子のおもちゃとして扱われていました。
しかし、これが単なるおもちゃとして扱われるだけでなく、芸術品としても扱われるようになっていきます。もともと人形は公家の子どもたちが玩具として使っていたこと、また裁縫の練習台として使用されることもあったため、高価な衣装を着せた人形も出てきました。さらに腰や膝、足の関節が曲げられるように作られるなど、人形にも高い質が求められるようになってきました。昭和になると、市松人形を国際的な贈答に用いることが増え、使節にふさわしい名称として「やまと人形」とも呼ばれるようになります。日米親善人形使節の交換などが代表です。やまと人形の名は、日本人形研究会が提唱し、さらに当時の業界がこれに賛同したことで正式に認知されるようになったのです。
市松人形も、こうした社会的な出来事をきっかけに芸術品としての価値を高めていきました。

3.次女以降には市松人形を贈るべき?

上で、次女に対して市松人形を贈る文化があることに少し触れました。
たしかに雛人形の代わりに市松人形を贈れば省スペースにはなります。しかしこれが問題になることもあります。長女が雛人形を持っていると次女や三女などがこれを欲しがることがあります。しかし、そうは言ってもそれぞれに7段飾りを購入するのは、スペースだけでなく飾りつけも大変になってしまい、現実的に難しい家庭もあるかと思います。しかも雛人形をもう1セット購入しても、サイズなどに違いがあると長女か次女、どちらかに不満が出る可能性もあるため注意が必要です。そこで、三人官女以下の人形を共有にし、それぞれに男雛と女雛のセットを買い与えるなどの工夫をしてみると良いかもしれません。
また、市松人形を贈る場合であっても、次女にだけの人形であり特別であると伝えることで納得してくれるかもしれません。上手に伝えることがポイントになってくるでしょう。雛人形よりも大きく、存在感のある市松人形などであれば説得もしやすいかもしれません。
雛飾りは家庭のものとして、長女と次女共有のものとして扱い、それぞれに小物を用意するのもよくあるケースです。

4.まとめ

市松人形は江戸時代から存在する日本の伝統的な人形です。
子どもが無事に成長することが簡単ではなかった時代があったため、もともとは身代わりとして人形は使われていました。時代も変わり、佐野川市松という美しい歌舞伎役者が出てくることで、身代わりとしての意味合いだけでなく、きれいな子に育ってほしいという願いが込められるようになったのです。
雛祭りの時期になると雛人形が飾られるようになりますが、市松人形もここに並べて飾るのが一般的です。そのため、姉妹それぞれに雛人形のセットを購入することが難しい場合には、市松人形を雛人形の代わりとして贈るということも珍しくありません。しかしこの場合には、不満が出ないよういろいろな工夫をしてあげるようにしましょう。

初節句のお祝いのマナー。贈り物や食事会で気をつけるポイント

初節句では祝い金や祝いの品が贈られ、食事会などを開くこともあります。昔は母親の実家から贈られていましたが、今では形式へのこだわりが薄れつつあります。しかし節句のマナーはトラブルを避けるためにも知っておく必要があります。

初節句のお祝いのマナー。

5月5日や3月3日は節句と呼ばれ、子どもの誕生や成長を祝う日です。
特に初節句では盛大にお祝いをする地域もあり、お祝いをするときのマナーには注意をしなければなりません。しかし昔と今とではその方法も変化しつつあるため、どのような点に注意しなければならないのかしっかりと把握しておきましょう。

1. 祝い金を贈るときのマナー

誰が贈るもの?

初節句は、子どもが生まれてから初めての節句のことです。男の子であれば5月5日、女の子なら3月3日が初節句になります。それぞれ「端午の節句」、「桃の節句」などとも呼ばれます。しかし生まれて間もない時期に初節句がある場合には、赤ちゃんの体調に不安があることや、準備時間がないことなどから翌年にしても問題ありません。男の子には五月人形や鯉のぼり、女の子には雛人形や市松人形などが贈られます。そしてこのような品物のほかに、祝い金を贈る文化もあります。どのような品を贈るのか、そして祝い金を贈るのかどうかといった点は地域によっても変わってきます。
必ず贈らなければならないものでもありません。しかしマナーとして知っておく必要はあり、初節句のマナーをめぐってトラブルが起こることもあるため注意しましょう。同じ地域であっても、家庭による違いや、そして昔と今とでは変わっていることもあります。
例えば祝い金は身内から贈るのが一般的ですが、昔は知人や友人といった身内以外の人からも贈られていました。しかし今ではほとんどが身内からです。それも母方の実家からというケースが多く、両家からともに贈られるということも珍しくありません。

相場

祝い金を贈る場合、相場がいくらほどなのか把握しておきましょう。高額であるほど良いというものでもありません。
1万円から2万円くらいが祝い金としてよくある金額とされています。友人など、身内以外のものから贈られていた時代にはその約半額、5千円から1万円程度が相場となっていました。

お返しの方法や相場

祝い金を貰った側は、祝い金を贈ってくれた人に対してお返しをするのがマナーです。これは初節句に限らず、様々な祝い事などで行われていることです。ただし現金を頂いていたとしても、お返しに現金を返すわけではありません。お祝い金の額に見合った品物を贈ります。頂いたお祝い金の半額に相当するものが良いとされています。また、パーティなどを開き、その場に招くのであれば、その当日の会食でお返しに相当するものを提供するのも良いでしょう。
お返しの品を贈る場合、遅くならないよう、一週間以内に贈るのがベストです。ただし、小さな子どもがいるとお返しの準備などもスムーズにはいかないと思います。端午の節句であれば5月中、桃の節句なら3月中に贈るようにすれば特に問題はないでしょう。

熨斗の書き方

祝い金やお返しをする際、熨斗の書き方や結び方を間違えると恥ずかしい思いをするかもしれません。初節句のお祝いであれば蝶結びにして、赤ちゃんの名前を書くと良いでしょう。蝶結びには、解いて再び結び直せることから何度あっても良いお祝い事に用いられます。そのため一般的なお祝い事にはこの蝶結びが用いられます。出産祝いやそのお返し、お中元、お歳暮なども同じように結んで構いません。

2.雛人形や五月人形を飾る

母親の実家が買うもの?

初節句に贈るものと言えばやはり雛人形や五月人形です。昔ながらの形式で言えば母親の実家が買うことになります。しかし、核家族も増え、こうした風習も薄れつつあります。どちらの実家が買うのか特に気にする必要はないかもしれません。しかし、両家とも同じものを買ってしまうと関係がぎくしゃくしてしまうことも考えられます。そのため、あらかじめ初節句の贈り物についてどちらが贈るのか話し合っておくと良いでしょう。どちらも孫に贈りたがることも多いため、端午の節句と桃の節句で担当を分けるというのもひとつの方法です。また、どちらかの実家に住んでおらずマンションやアパート暮らしであれば飾りつけをする広いスペースも確保ができないかもしれません。あまりに大きなものが贈られると保管にも困ってしまいます。そこで、お金を渡しておいて両親に飾りものを選んでもらうという方法もあります。

飾る時期

初節句の日自体は1日しかありませんが、その日しか飾りつけをしないわけではありません。その時期が近づくと事前に飾りつけをしておいて節句を楽しみます。一般的に1か月から2週間前までに飾るとされています。そのため、雛人形や五月人形などを贈ろうと考えているのであればその時期までに贈るようにしましょう。節句の数週間前から飾りつけをしますが、節句が終わればすぐに片付けるのが一般的です。

3.ホームパーティ

両家の祖父母を呼びましょう

節句、特に初節句の日にはホームパーティを開く家庭もあります。昔は特に親戚が集まり盛大な宴席を設ける家庭が多くありました。この場合、どちらか一方の祖父母だけを呼ぶのではなく、両家の祖父母を呼ぶようにしましょう。しかし、広く親戚中に声をかける必要はないでしょう。
もし両家ともに場所が遠く離れている場合には両親とその子どもだけで行うこともあります。最近ではこのようなケースが増えています。わざわざ遠方から両家を呼ぶことになってしまうため、家族だけの小さな食事会をするように変わってきているのです。

お会計は父方の実家が持たなくても良い

初節句にあたり様々なマナーや風習は、昔と比べて今では大きく変わりつつあります。比較的風習にとらわれることなく、家庭ごとに柔軟な対応がとられるようになっているのです。初節句のパーティについても同様です。お会計を誰が持つのかという問題についても、特に決まりはありません。母親の実家が贈り物をしたからお会計は父親の実家が持つということでもありません。両家がともに負担するケース、もしくは子どもの両親が支払うというケースも多くなっています。

桃の節句や端午の節句に適したお料理を

桃の節句、端午の節句、それぞれに適したお料理があります。桃の節句であれば菱餅が必要です。このほかはまぐりやちらし寿司なども雛祭りの縁起物とされています。
端午の節句であればちまきや柏餅などを食べるのが一般的です。

4.神社で祝詞をあげるときのマナー

地域によっては神社にお参りをし、神職に祝詞をあげてもらう場合もあります。謝礼として玉串料が必要になるため、事前にどの程度必要なのか確認しておきましょう。また、直前になって行こうと決めても人がいっぱいでできないかもしれません。事前に電話で予約しておくようにしましょう。

5.まとめ

初節句に贈る品物や祝い金の贈り方、食事会の開き方などにはマナーがあります。昔は特に各地域の風習を守ることが重要視されていましたが、現代ではその在り方が変化しつつあります。どちらの実家が贈らなければならないといったことや、その時期、方法など、各家庭に合ったやりやすい方法で行うと良いでしょう。ただし、いままでの方法を重んじる祖父母もいるかもしれません。初節句でトラブルが起こらないようにするためにも、あらかじめ両家の考え方については話し合いをしておくべきです。

女の子の初節句にぴったり!思い出に残る可愛い衣装の選び方

女の子の初節句では衣装について、マナーなどは厳密になく、あまり心配する必要もありません。自由に楽しむことができます。衣装のバリエーションも豊富です。食事会で着たり写真撮影をしたりなど、お披露目をする場があるとより良いでしょう。

女の子の初節句にぴったり!思い出に残る可愛い衣装の選び方

衣装を用意することでより初節句を楽しむことができます。
しかしどのような衣装を着る必要があるのか、またどのような場で着れば良いのか分からないという方もいるかと思います。ここでは初節句の衣装について紹介していきます。

1.初節句の女の子の衣装にきまりはある?

節句は子どもの誕生や無事の成長を祝う1年に1度のお祝い事です。特に生まれて最初に迎える節句は「初節句」と呼ばれ盛大に祝う家庭も少なくありません。男の子と女の子とで節句の日は異なり、男の子であれば5月5日の端午の節句、女の子であれば3月3日の桃の節句がその日になります。伝統的に日本の文化として受け継がれており、桃の節句であれば雛人形が子どもに贈られます。菱餅やちらし寿司を食べるなど、様々なお祝いの仕方があります。両家からお祝い金が贈られることや両親が主催し食事会を開くこともあります。ただし地域やそれぞれの家庭によってその内容が異なる場合があります。特に最近では昔と違って核家族も増え、祖父母と一緒に暮らさない家庭も増えています。こうした変化があり、かつての方法で必ずしも行えるとは限らず、各家庭でやりやすいように祝うというのが最近の傾向となっています。
初節句を祝うとき写真撮影をしたりもします。食事会の様子を撮影することや、スタジオに行って撮影することもあります。このとき、衣装を着せるとより雰囲気や特別感が演出できるでしょう。節句にまつわる風習やマナーはありますが、衣装についてはそれほど気にする必要はないとされています。気に入った衣装を着て、楽しくその日を過ごすのが良いでしょう。しかしよく使われる衣装があるため、こうした定番の衣装を知っておくと事前に準備などもしやすくなります。

2. 初節句の女の子の衣装はどのようなものが良い?

着物と被布

初節句の衣装について、これという決まったものを着なければならないということではありません。そのためマナー違反を心配する必要もないでしょう。
桃の節句では、雛人形とともに、衣装として着物と被布(ひふ)が贈られることもあります。被布とは着物の上に羽織る上着のようなものです。雛祭りで着られるよう、被布と着物のセットも売られています。もし、節句の時しか着られないのがもったいなく思うのであれば七五三でも着られるよう、少し大きめのものを選ぶと良いでしょう。雛人形が購入できる店や、通販などでもこのセットは買うことができます。子どもに合わせた様々なサイズやカラー展開がされています。ピンクや赤いものは人気で、市松模様や花柄のデザインなど、色んなバリエーションがあります。どれを選ぶと子どもが喜ぶのか考えて選ぶと良いでしょう。

ドレス

着物と被布のセットは七五三に着られるようなサイズを選んだとしても、それほど着る機会があるものではありません。そこでドレスを着させることもあります。ドレスの方が色んな場面で使うことができ、レンタルではなく購入する場合には初節句に用意する衣装としてドレスも人気があります。またドレスの場合着物よりも比較的動きやすいです。子どもがぐずってなかなか着物を着てくれなさそうな場合や、すぐに脱ごうとする可能性を考えてもできるだけ着せやすく着心地の良いものを選んだ方が良いかもしれません。ドレスの場合にもサイズ、カラーバリエーションは豊富にあります。

ロンパース/カバーオール

誕生日によっては初節句を迎えたときの子どもの大きさが変わってきます。1歳近く差があると子どものサイズだけでなく、行動なども変わってくるため、袴風のロンパースやカバーオールなども需要があります。最も手軽な方法ですが、普段とは少しでも特別な雰囲気を味わいたい方にはおすすめです。費用も抑えることができ、着物やドレスのように汚れの心配をする必要もありません。ロンパースやカバーオールであれば洗濯できる生地であるものがほとんどで、すぐに洗えるというのもメリットです。袴風のもの以外にも、巫女風のもの、さらに羽織付きのものなども売られています。

十二単

費用に余裕があれば十二単を購入しても良いでしょう。本格的に初節句をお祝いすることができます。非常に高価なものだけでなく、比較的安価なものが通販で購入することもできます。また、写真館などで撮影をするのであればレンタルすることもできます。食事会など、自宅で着ることはできませんが、写真撮影は豪華に行うことができるでしょう。

3.せっかく衣装を用意したならお披露目の機会を

身内を招いて食事会

初節句で衣装を購入、またはレンタルなどをした場合にはせっかくなのでお披露目の機会を設けてみてはいかがでしょうか。お披露目をするにもいくつかパターンが考えられます。ひとつは身内を招いた食事会です。桃の節句で用意される特別な料理には「菱餅」や「はまぐりのお吸い物」、「ちらし寿司」などが定番とされています。
菱餅は菱形をしたカラフルな餅です。赤・白・緑の3色が使われ、赤と白には厄払いの意味が、緑には子孫繁栄の意味が込められています。はまぐりも雛祭りらしい食材でお吸い物として調理されることが多いです。はまぐりの貝殻が対になっている様子から夫婦円満、良縁に恵まれる食べ物と考えられています。このように、節句に用意される料理、食材にはそれぞれ意味があり、縁起の良いものが選ばれています。桃の節句用に用意された食事のセットなどもあり、専用の食器、そして衣装なども準備しておけばますます雛祭りらしさが演出できます。そして着物などを購入しているのであればできるだけこうした見せられる場を設けてあげましょう。ただし食べる際に汚れてしまう可能性が高いため、汚れないように工夫をする必要があるでしょう。

神社にお参り

食事会以外であれば、神社へのお参りなどに着ていくのも良いでしょう。ドレスなどであってもダメではありませんが、この場合には着物や着物風のロンパースなどを着ていったほうが周りの雰囲気と合わせられます。さらにこの場合注意が必要なのは神社に祈願、祝詞をお願いするために問い合わせをしておくことです。予約をしておかなければできないかもしれません。せっかく衣装を用意したのであれば事前に余裕を持って予約すること、そして玉串料についても聞いておきましょう。

写真館で記念撮影

上でも説明した通り、写真館で撮影することも一般的に行われています。自前の衣装を持っていき撮影してもらうことはもちろん、そこでドレスや着物など、雛祭りにふさわしい衣装をレンタルすることもできます。写真という形として残すことができ、大きくなってからも見返すことができるようになります。

4.まとめ

雛祭りには雛人形を飾ることや食事会を楽しむこと、また写真撮影なども楽しむことができます。お気に入りの衣装を着ることでさらに楽しい思い出を作ることができるでしょう。着物やドレスなど、衣装のバリエーションも豊富です。衣装についてはマナーなどをそれほど気にする必要はないため、各家庭で自由に楽しんでみてはいかがでしょうか。

一生に一度の初節句。男の子の衣装のしきたりや種類について

初節句の衣装について基本的に決まりはありません。しかし陣羽織や着物を着させるのが定番となっています。また袴風のロンパースやタキシードを着るケースも増え、昔にはなかったパターンが増えています。

一生に一度の初節句。男の子の衣装のしきたりや種類について

男の子の初節句には飾りつけをしたり料理をふるまったり、色々と伝統的な行事があります。衣装についても定番のものがあります。ただし昔と今とでは風習も変化しつつあり、かならずしも昔ながらの方法でする必要はありません。具体的にはどのような衣装が初節句にふさわしいのでしょうか。どのような場面でお披露目ができるのかについても紹介していきます。

1.初節句の衣装に決まりはある?

子どもが生まれて最初に迎える節句は特別なものです。祖父母、または両親から五月人形や鯉のぼりなどが贈られるのが日本の伝統的な文化です。昔ながらの風習であれば母親の実家がこうした品物を購入し送っていました。しかし最近では特にどちらの実家が贈らなければならないという文化も薄れつつあります。あまり気にすることなく、両家の意見が合いさえすれば何も問題はないでしょう。
初節句には五月人形や鯉のぼりなどが飾られるだけでなく、衣装を用意し、写真撮影や食事をしたりもします。女の子の初節句でも同様ですが、初節句の衣装について基本的に決まりはありません。生まれた月によっては月齢が浅く、着させられる衣装にも限りがあります。好みに合わせて特別な衣装を着せてあげると良いでしょう。しかし、伝統的には陣羽織などが着せられていたようです。初節句らしさを出したければこうした衣装を着させるのも良いでしょう。また、初節句が生まれて間もない時期になるのであれば無理に祝う必要はありません。翌年に初節句として祝ってあげれば問題ないのです。

2.男の子の初節句の衣装にはどんなものがある?

お宮参りのときに着た「祝い着」「産着」

基本的に自由な衣装でかまいませんが、いくつか定番の衣装があるので紹介していきます。初節句は一度しかないため、この日のために衣装を準備してもあまり活躍の場がないかもしれません。そこで、お宮参りで着た「祝い着」「産着」などを活用することも珍しくありません。
祝い着には鷹・鶴・宝船などがデザインされたものが多いです。この祝い着はお宮参りや初節句以外にも、これを仕立て直して七五三で着ることもできます。
一方、産着とは、赤ちゃんを抱っこしたまま、その上から包むように羽織るものです。初節句が生まれてからあまり期間を開けることなくやってくる場合には産着の再活用も考えてみましょう。

陣羽織

陣羽織は男の子の初節句では定番の衣装です。陣羽織とは袖のないベストのようなもので、かつて武士が合戦のときに羽織っていたものです。陣中に着用していたことが由来となり陣羽織と呼ばれるようになったのです。男の子が武将のように強く育つことを願って初節句に着させるようになりました。伝統的な衣装ですが、袖もなく羽織るだけなので普段着の上からでも着させやすく、多くの人に人気があります。初節句を迎える時期の子どもは聞き分けのできるほど成長していません。衣装を着させようとしても嫌がってしまうかもしれません。そういう意味でも陣羽織は初節句に向いていると言えるでしょう。

着物 被布つきも

着物があればより伝統行事としての雰囲気が出せるでしょう。上で説明した通り、祝い着などを使うと良いでしょう。男の子の初節句に向けた被布つきの着物も販売されています。五月人形などが購入できる店や、通販などでも買うことができます。一式をセットで購入すれば統一感も出て見栄えが良いかもしれません。しかし、安く売られているものもありますが、比較的費用がかかる衣装でもあります。またあまり使う機会のない衣装のため、そのためだけに買うのがもったいないと思う方もいることでしょう。そこで衣装のレンタルを考えてみてはいかがでしょうか。写真館などで借りられる店舗もあります。

ロンパース

衣装を着させるのが難しい場合には正装風のロンパースなどを買ってみても良いかと思います。袴風のロンパースや陣羽織を羽織っているように見えるものなど色んなパターンがあります。また端午の節句と言えば桃太郎や金太郎も人気のキャラクターです。五月人形として贈られることもあります。「金」の文字が入った赤い前掛けが金太郎の衣装です。このようにデザインされたロンパースであれば普段着のように着させられて初節句らしさも出せます。簡易的に衣装を着させたいのであればこのようなタイプも考えてみましょう。最近では昔ながらの衣装だけでなく、タキシードなどを着ることも珍しくありません。そのためタキシード風のロンパースなどを選んでも良いでしょう。

3.せっかく衣装を着るならお披露目の機会を

神社にお参り

袴風のロンパースなどであればまだしも、陣羽織や着物などを衣装として購入するのであればお披露目ができる機会を作り、せっかくなので色んな人に見てもらいましょう。例えば初節句には神社にお参りをしても良いかもしれません。人生の節目には神社にお参りに行くという方もいます。初節句において、神社で祝詞をあげて祈祷してもらうのもお披露目をするひとつの場になります。ただし神社に行く場合には事前に問い合わせをしておかなければ当日にいきなり祈祷してもらうことはできないかもしれません。多くの人が訪れる神社であれば予約がいっぱいになるかもしれないので余裕を持って早めに電話をしておきましょう。また、玉串料も地域や神社によって異なるので聞いておきましょう。5千円程度の神社が多いようです。

写真館で記念撮影

最近では昔に比べて神社に行く家庭は少なくなってきました。一方、写真館などで撮影をするケースが増えています。写真として残せばいつまでのその時の姿を見返すことができ、プロに撮ってもらうことで質の良い写真が期待できます。また写真館などであれば初節句らしい背景と一緒に撮ることができるという良さもあります。そして、その場だけになってしまいますが、撮影時に衣装をレンタルすれば比較的安く様々な衣装を着せ替えて、多くの衣装パターンを見て楽しむことができるのです。枚数多く撮影し、後で気に入ったもののみを購入するという店舗が多いです。

ホームパーティ

初節句には料理も楽しみのひとつです。端午の節句におすすめの縁起物は鰤や鯛、鰹、海老、タケノコ、豆などがあります。また、ちまきや柏餅も定番です。料理については地域ごとの差が大きく、例えばちまきは関西で主流なのに対して柏餅は関東で多く親しまれています。初節句にこうした料理を並べホームパーティを開き、両家の祖父母を招待しましょう。このときに衣装を着させておけば多くの人に見てもらうことができます。ただしレンタルなどをしている場合には特に汚さないよう注意が必要です。

4.まとめ

男の子の初節句には陣羽織などの衣装を着せるのが定番です。しかし決まりなどは特になく、各家庭で自由に楽しむことができます。タキシードを着せてもかまいません。また、衣装を着させるのが難しい時期なら袴風のロンパースなどを選んでも良いでしょう。衣装を着たまま神社でお参りをしたり、写真館で撮影をしたりしましょう。親戚の人を招いたホームパーティでお披露目をすると喜んでもらえるかもしれません。

初節句のお祝いをもらったら?お返しの方法やマナー、金額の相場

子供の成長を祝い、これからもすくすくと育つように願いを込めてお祝いする「初節句」。そんな初節句が近づくと必ず出る悩みが、“お祝いを頂いた方へのお返し”です。今回は初節句のお返しのマナーから熨斗の書き方までをわかりやすくご紹介します。

初節句のお祝いをもらったら?

赤ちゃんが生まれて最初に迎える節句の初節句。遡れば、女の子は平安時代から3月3日の上巳の節句、男の子は江戸時代から5月5日の端午の節句として、赤ちゃんの健康な成長を願って来ました。現在はひな祭り、子供の日として親しまれていますね。
赤ちゃんの健康な成長を祝い、また今後も健やかに育つようにと家族で願う行事、初節句。そんな我が子の初節句、「お祝いをもらったけど、お返しはどうすればいいの?」「値段はどれくらいの物がいいの?」「細かいマナーなんてわからない!」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
今回はそんなお悩みを持つ方に初節句のお返しマナーや、タイミングについてご紹介します。

1、お祝いのお返し/内祝い(お返し)のタイミング

祖父母や親戚の場合、初節句のお祝いの席として食事会を設けることが、お返しとされています。食事会のタイミングは、女の子であれば桃の節句の3月3日です。でも、3月3日に日にちを合わせるのは大変ですよね。ご家族と相談されて決めるのはもちろんですが、3月下旬までに行えば問題ないでしょう。男の子であれば端午の節句の5月5日です。この日は祝日ですので、日にちは合わせやすいかもしれませんね。また5月5日に出来なくとも、桃の節句同様、5月下旬までにはできれば良いでしょう。
食事会に欠席された方、また親戚以外で食事会に呼べなかった方には、内祝いでお返ししましょう。その際、お祝いの日から1週間以内を目安にお返しするのがマナーとされています。
忙しくて、なかなか1週間以内に送ることが出来ない場合もありますよね。
その場合は女の子であれば「3月3日の桃の節句」、男の子であれば「5月5日の端午の節句」を基準に、最低でもその月内には送るようにしましょう。
このように少しでも遅れそうな場合は、お詫びの言葉を手紙に添えると丁寧ですね。

2.お返しの方法

祖父母から素敵な兜や、立派なひな人形などを頂くと、何を返せばいいのか、お返しに困りますよね。何か素敵なプレゼントや、それ相当の物を用意しなければならないのかと不安になると思います。でも実は、お祝いのお返しをする必要はないんです。そもそも初節句のお祝いというのは『子供の健康と成長』を願って贈られるものです。なので、お祝いのお返しは不要とされています。だからと言って、全く何もしないっていうのは気が引けますよね。
そこでここではお返しの方法についてご紹介いたします。

食事会に招く

お祝いのお返しとして祖父母や親戚を食事会に招くことが一般的です。
では、どうして食事会に招くのが良いとされているのでしょうか。
元々、家族で子供の成長を祝う日ですので、現代社会ではなかなか難しい、家族の時間を作るという目的。また祖父母から頂いた、雛人形や兜などを飾り、子供の元気な姿と一緒にお披露目する場でもあります。なので、食事会を開く際は、自宅で行うのが一般的です。
どうしても自宅で出来ない場合は、自宅近くのレストランでもいいですね。

自宅での食事会であれば、どんな食事を用意すればいいのでしょうか。
「3月3日の桃の節句」では、定番のちらし寿司、はまぐりのお吸い物、雛あられなどを用意すると良いでしょう。
また、桃の節句と違い「5月5日の端午の節句」では、特に決まった料理はありません。鯛や赤飯やちらし寿司。筍(たけのこ)や海老などの縁起物を取り入れた料理をメインにするのがいいですね。また、ちまきや柏餅などをデザートに準備すると喜ばれるでしょう。
とは言っても、全部手作りし、準備するのはさすがに大変ですよね。
最近では、ケータリングサービスなど利用している方も多いようですので、利用してみてもいいかもしれません。

プレゼントを贈る

食事会に参加できなかった人、または呼べなかった人へ内祝いのプレゼントを用意しましょう。
一般的に内祝いには縁起の良い、紅白の餅や海老などを選ぶことが良いとされています。しかし最近では送る相手の好みに合わせて、焼き菓子やお酒などを選ぶ方も多いようです。
相手の気持ちを考えて、プレゼントすることが大切ですね。
値段は頂いた金額の3分の1~半分ぐらいの金額の物が良いとされています。
あまり高価になりすぎても、相手に失礼となりますので、気をつけなければなりません。

祖父母へのお返しのポイント

祖父母はみんな、孫が健やかに育つようにとお祝いをしてくれています。
一番良いのは、孫との時間をつくってあげることなのではないでしょうか。

思い出を作る機会を設けるという意味でも、自宅やレストランで、食事会を開き、初節句のお祝いの席を設けることが良いとされています。
とはいえ、遠方に住んでいるなど、各々の理由で食事会を設けることができない場合もあります。そんな時は、祖父母の好みのお酒や、お菓子などと一緒に、子供の写真をアルバムにして送るなどすると喜ばれるでしょう。
孫の成長を願っている祖父母だからこそ、高価なお返しより、子供の成長を感じることのできる物を送ると良いですね。

3.熨斗(のし)の書き方

熨斗とは

プレゼントを贈る時、きちんとしたお返しをする際には必ず熨斗をつけますね。内祝い(お返し)を送る際にも必要な物です。では熨斗とは一体、何でしょうか。
熨斗とは、贈答品につける標識のことです。その標識のついた紙のことを熨斗紙と言います。
日本では昔から、贈答品にはアワビを干し伸ばしたものを包んで添えることが良いとされていました。その名残から、今の標識の形につながっているといわれています。

熨斗の書き方とポイント

熨斗にはたくさんの種類があって、いまひとつ書き方がわからない。という方も多いのではないでしょうか。熨斗の書き方をとポイントについてご紹介いたします。

【書き方について】
まず、表書きの水引きの上に「内祝」または「初節句内祝」と書きます。その下に子供の名前を書きましょう。主役はあくまでも初節句を迎える子供です。子供からの感謝の気持ちを表す贈り物としてお返しをするので、ここは子供の名前のみで大丈夫です。名字は書きません。ちなみに宅配で送る際、名前は親御さんの名前で送っても構いません。

【ポイント】
書く際は、毛筆で書きましょう。また、熨斗紙は紅白の蝶結びのものを選びましょう。蝶結びは「何度あってもいいお祝い事」の時に使います。
例えば、出産祝いや、引っ越し祝い、お歳暮などにも使いますよね。
ここで結び切りと間違えないように注意が必要です。
結び切りは「一度きりがいいこと」結婚式や、災害見舞い、病気の見舞いなどに使われるものです。
のしをつける際、内のし、または外のしかを聞かれることがあります。内のしとは、プレゼントにのしをした後、さらに梱包紙で包むことを指します。
また外のしは、プレゼントを梱包紙で包んだ後にのしをすることを指します。一般的には、外のしはプレゼントを強調したい時、内のしは控えめに渡したい時に使い分けをします。
手渡しの場合は、外のしで構いませんが、宅配で送る際は内のしにしましょう。

4.まとめ

初節句のお返しについてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
初節句の主役はあくまでも子供です。
誰もが子供の成長を願い、お祝いします。
きちんとしたお返しをしなければ、と神経質になるよりは、子供の顔を見せに行ったり、成長を報告することが一番のお返しになるのではないでしょうか。

女の子の初節句の祝い方!お料理やプレゼント、お祝い金の相場もご紹介

女の子の初節句については、一般的な祝い方が存在します。それはどのような祝い方なのでしょうか。各地方や家庭によって祝い方には諸説ありますが、一般的なお料理やプレゼント、お祝い金の相場などの情報も交えてお伝えします。

女の子の初節句の祝い方!

女の子の出産予定日が決まると、「3月3日にはお祝いしなきゃね」という声が聞こえてきます。いったい何をどのようにお祝いすれば良いのでしょうか。

今回は、女の子の初節句の祝い方についてお伝え致します。

1.初節句とは

初節句とは、出産後に初めて迎える節句のことです。
節句とは、季節の節目の日のことで、以下5つの節句があります。

  • 人日(じんじつ):1月7日
  • 上巳(じょうし):3月3日
  • 端午(たんご):5月5日
  • 七夕(しちせき):7月7日
  • 重陽(ちょうよう):9月9日

古くから、節句は神祭を行う日とされてきました。
今も日本全国各地に残る大きなお祭りは、その開催日が節句の周辺に設定されています。
初節句というと、生まれた日から一番近い節句を思い浮かべますが、子どものお祝いとしては決まった節句があります。
男の子の初節句は5月5日で「端午の節句」、女の子の初節句は3月3日で「桃の節句」です。
ただし、それぞれの家庭の事情により、初節句にお祝いをすることが難しい場合は、翌年の節句にお祝いを行っても問題ありません。
例えば、女の子が2月に生まれた場合、3月のお祝いは急すぎて準備が間に合いませんよね。そのような場合は、翌年の3月3日にお祝いしても大丈夫です。

2.初節句の祝い方

女の子が生まれた際の初節句の祝い方について、詳しく見ていきます。

親戚や友人を招いて祝い膳

自宅に親戚や友人を招き、祝い膳でもてなします。祝い膳は、一般的に以下4つのメニューです。

ちらし寿司

ちらし寿司に入れる具は、それぞれに意味があります。

  • えび:腰が曲がるまで生きられるように
  • まめ:まめに稼ぎ、まめに健康でいられるように
  • れんこん:将来の見通しができるように
ひなあられ

江戸時代には「雛の国見せ」と呼ばれる風習がありました。良く晴れた日に雛人形を外へ持ち出し、外の景色を雛人形に見せるというものです。
この時に一緒に持ち出されていたのが「ひなあられ」です。桃の節句にひなあられを飾るのは、その名残とされています。

はまぐりのお吸い物

ポイントとなるのは、はまぐりの貝殻。対になっていないとぴったりと合う事がありません。
このことから、はまぐりの貝は仲睦まじい夫婦を表しており「添い遂げられるように」という意味が込められています。

菱餅

菱餅は三色の餅を重ねたものが一般的です。
三色の順番については特に決まりはありませんが、一般的には桃・白・緑の順番で、「残雪の下に緑が芽吹き、桃の花が咲く」という風景を表しています。

色にも意味があり、それぞれ

  • 桃:魔除け
  • 緑:健康
  • 白:子孫繁栄、清浄

を表しています。

雛人形を飾る

雛人形を飾る一連の流れについては地域によって様々ですが、いくつか一般的なポイントがあります。

誰がいつ贈るものか

雛人形は母方の祖父母から贈られるのが一般的です。
時期については特別な決まりはありませんが、例年11月頃からその年のモデルの販売が始まることが多く、早めに選んだ方が好きなものを選べると言えます。
雛人形を母親のお下がりでもらうという人もいますが、風習上、雛人形は魔除けの効果があるので毎年新品を飾るべきです。
しかしながら、現在では母親のお下がりの雛人形を飾っている家庭もありますので、魔除けの効果については迷信レベルと考えても良いでしょう。
家庭事情次第で、新品を買うか、それともお下がり使うか、決めるのが一般的です。

いつから飾るのか

雛人形を飾り始める時期は、2月の節分以降から2月中旬までが良いとされています。節分で邪気を祓い終わって終わってから雛人形を飾り付ける、という流れです。
遅くとも桃の節句の一週間前には飾りつけを終えるのがベストと言えます。

いつしまうのか

雛人形をしまうのは桃の節句から約2週間を目安にしまうと良いでしょう。
「片づけるタイミングが遅れると嫁に行けない」という言い伝えが有名ですが、これは迷信です。そのため、桃の節句が終わったからといって、焦って片づける必要は全くありません。
どちらかと言えば人形の保存を考えて、良く晴れた空気が乾燥している日を選んで人形を片付けましょう。

衣装を着て記念撮影、神社へのお参り

地方によっては、神社へ家族と祖父母で出向き、祝詞を挙げてもらうところもあります。初穂料は3,000~5,000円程度が一般的のようです。
また、衣装を着て記念撮影をし、家族の思い出として残しておく家庭もあるようです。
写真を残しておくと、記念になるだけではなく、桃の節句内祝いの際のメッセージカードや、年賀状などに使用できます。

3.お祝い金やそのお返し

母方の実家からは雛人形を、父方の実家からはお祝い金を贈られることが一般的です。

お祝い金の相場と渡す時期

父方実家からのお祝い金相場は30,000円程度となっています。
しかしながら最近では、雛人形を送るよりも祝い金を贈る母方の実家も増えており、その場合は50,000円程度の祝い金を贈ることが多いようです。
自分たちで雛人形を贈るよりは、お金を渡して夫婦の負担にならないように、という考え方からきています。
お祝い金を贈る時期としては、雛人形を購入するタイミングに合わせ、桃の節句の1ヵ月半以上前がベストと言えるでしょう。

お祝いへのお返し(内祝い)はどうする?

一般的にはお祝いを頂いた方を食事会へ招待し、桃の節句を一緒に祝うことがお祝いへのお返しとされています。
しかしながら、家庭や地方によっては食事会の席を設けないこともあります。
その場合は、頂いたお祝い金の三分の一~半分程度の品物をお返しするのがマナーです。
最近は受け取った人が品物を選べるカタログギフトが重宝されるようです。また、品物と一緒に子供の写真入りのメッセージカードを添えると喜ばれます。

桃の節句にぴったりのプレゼント

地方や家庭によっては、お祝い金と一緒にプレゼントを贈るところもあります。
ここでは、おすすめのプレゼントを3点紹介します。

ままごとセット

やはり女の子だと「ままごとセット」は外せないでしょう。桃の節句が過ぎても長く遊んでもらえます。
ただし小さい子どもは、ままごとセットのパーツを口に入れてしまう場合もありますので、安全に配慮された品物を選ぶと良いでしょう。

パズルゲーム

知育を意識したパズルゲームなども喜ばれます。ままごとセットと同じく、パーツを口に入れてしまうこともあるので、安全に配慮された品物を選ぶと良いでしょう。

おむつケーキ

おむつであれば、どの家庭でも必ず必要になるので、プレゼントされても困ることが非常に少ないです。
最近では、様々なデザインのおむつケーキがありますので、贈る側が選ぶ楽しみもあります。
おむつであれば、どの家庭でも必ず必要になるので、プレゼントされても困ることが非常に少ないです。
最近では、様々なデザインのおむつケーキがありますので、贈る側が選ぶ楽しみもあります。

4.まとめ

今回は、女の子の初節句の祝い方についてまとめました。
雛人形については諸説ありますが、特に母親のお下がりを使用しても問題ないようです。
また、母方の実家からも、無理やり雛人形を送る必要もなく、お祝い金という形で済ますこともできます。
桃の節句の風習は古いものであり、昔ながらの方法は現代には合わなくなっている部分もあります。
そのため、各家庭の事情により負担の少ないお祝い方法を選択するのが良いでしょう。

男の子の初節句の祝い方!お料理やお祝い金の相場もご紹介

初節句とは生まれた赤ちゃんに対して、健康で健やかに育っていくように思いを込めたお祝いの行事です。初めてのお祝いでいったい何を用意してどのように過ごすのか?男の子の初節句の祝い方、料理やお祝い金の相場など、わかりやすくご紹介します。

男の子の初節句の祝い方!

赤ちゃんが生まれてから必ずすることといえば初節句ですよね。
男の子は5月5日のこどもの日、女の子3月3日のひな祭りにと祝う日にちが異なっています。「初節句の祝い方がどうすればいいのかわからない。」「料理は何を作ればいいのか?」
「ご祝儀はいくら包んだらいいのか。」と悩みますよね。
今回はそんな方に、男の子の初節句の祝い方についてくわしく解説しますね。
なかなか人に聞きにくいお祝いの金額や、そのお返しについても紹介しますのでぜひ参考にしてみてください。

1.  初節句とは

赤ちゃんが生まれてから初めて迎える節句のことを指します。
男の子は5月5日で女の子は3月3日に「無事な成長を願う」や「悪いもの(邪気)を払う」という伝統的な行事です。
初節句には古くから知れ渡る風習があり、歴史も深いので少しでも知識をいれて盛大にお祝いしましょう。

【節句まえ生まれの赤ちゃんはいつ祝う?】
2月生まれの女の子、4月生まれの男の子の赤ちゃんは翌年の節句にお祝いするのが一般的ですが、決まりはそれほどないので赤ちゃんの状態を見て相談して決めるのも良いでしょう。

2. 初節句の祝い方

親戚や友人を招いて食事会

【食べ物・料理】
お祝いの食べ物といえば「柏餅」、「鰹」、「鯛」、「豆」、「たけのこ」など…。
鰹=勝つ男、鯛=めでたい、豆=まめに働く、たけのこ=まっすぐ育つ。という意味を込められている縁起の良いものが選ばれています。それらを使った料理で人気なのは「カツオのタタキ」・「手巻き寿司」・「赤飯」・「お吸い物」があげられます
「柏餅」は新芽が出るまで古い葉が落ちないので子孫繁栄の意味を込めており、
「ちまき」は中国の古くから伝わる風習で、葉を巻いてちまきを食べることが邪気を払うと言われていることからお祝いに食べることになりました。
ちなみに男の子の節句、5月5日には関東では「柏餅」、関西では「ちまき」を食べる風習もあるようです。

【お祝いする場所】
外食の場合は料理の準備が必要ない、凝ったおいしい料理が食べられる、部屋のあとかたづけをしなくていい。とメリットたくさんですが、家でするよりも予算オーバーだったり赤ちゃんが泣いたりしたらのんびりくつろぐ事が難しくなったりと色々考えて、「結局どっちがいいの?」と悩んでしまいます。

メリットやデメリットをよく考えて自分のスタイルに合った環境でたのしくお祝いしましょうね。

五月人形やこいのぼりを飾る

【なぜ五月人形、こいのぼりを飾るのか?】

五月人形 兜や甲冑は武士にとって身を守るための必要不可欠なもの。
「わが子を守る」という思いがこめられています。
こいのぼり 鯉はきれいな水の中ではなく、池や沼でも元気に長生きしている強い生命力を持っています。そこから生きていく強さを身につけられるという意味をこめられているんですね。

【誰が用意するのか?】

地域によって様々なようですが、昔では五月人形は母方の両親が用意し、こいのぼりはお嫁さん、お婿さん両方の両親が用意するようになっていました。

【購入時期は?】
五月人形をお店で販売する時期は3月初め頃で、人気なものはすぐ売り切れてしまう可能性があります。ですので早めに購入しておくと良いでしょう。

【お父さんのお下がりでいいのでは?】
お父さんのお下がりの五月人形を使うことについては、厄を引き継いでしまうとされているので再利用しないように!子供1人につき必ず1つが鉄則です。

【飾る時期はいつからいつまで?】
飾る時期は特に決まっておらず、基本的には4月半ばから2週間ほど。

【あと片付けについての注意】
片付ける際には風通しがよい場所で。湿気がこもるとカビが繁殖してしまいますのでご注意を!寒暖差があまりない場所を選ぶことでサビをふせぐことができます。あとは色あせなどの変色を起こさないよう、日の当たらない場所に置くことにも専念してくださいね。

菖蒲を飾る/菖蒲湯に入れる

菖蒲とは、池や川に生えている多年生の草本です。
初節句にはそれを飾ったり、湯につけて入るという習慣があります。
何故そんなことをするのか?というと菖蒲には独特な香りをもっており、飾ることによって邪気を追っ払うという中国との日本の古きからの風習がありました。
他にも血行促進・冷え性・肩こりの改善・リラックス効果が期待されています。昔の人は風邪や身体を壊した際に、菖蒲を入れたお風呂に入って身を清める事をしていたんですね。

衣装を着て記念撮影

【衣装】
衣装は色々種類があるようですが、一番人気なのは男の子らしさが引き立つ「陣羽織」です。羽織るだけなので赤ちゃんに着せやすいのも人気の1つですね。
後は気軽に正装気分を味わえる着物風ロンパース、タキシード風ベビー服も
挙げられます。終わった後でも身内の結婚式や、ちょっとした行事にも使えるのでお財布にやさしく、経済的にたすかりますね。

【撮影場所】
主に自宅・神社・写真館・フォトスタジオで撮る人たちが多いようですね。
赤ちゃんがぐずってしまった場合を考えると自宅での撮影が一番安心ですが
神社やお参りするところでは、さくらの季節を感じられて写真の写りもしっかり映えます。写真館・フォトスタジオでの撮影はプロにお任せするのできれいに撮ってもらえますし、額縁に入れて家に飾ることもできますね!

3. お祝い金やそのお返し

お祝い金の相場

ご祝儀は場合によって不要なケースと必要なケースがあります。
事前に節句人形を贈っている場合はお祝儀は渡す必要はありません。
食事会を誘われた場合などにお祝儀やお祝いの品が必要になります。
節句飾りの品物や子供が好むオモチャが喜ばれるでしょうね。
お祝儀の金額に関してはまず初節句を迎える子供から見て、

父方の祖父母 5万円~
母方の祖父母 10万円~
叔父、叔母 5千円~1万円
両親の友人や知人 3千円~5千円

家族で呼ばれた場合は相場×人数分になります。

お祝いへのお返しはどうする

五月人形のお祝いをもらったら、何をお返しすればいいのでしょう。
お祝いの席に招く。
両家の親族を呼んで一緒に赤ちゃんの成長を迎えるのがなにより喜ばれる
お返しですね。

【お祝いの席に招待しない人の場合】
招待せずお祝いをもらった場合に関しては感謝の気持ちを伝え、内祝いの品を
送りましょう。金額はもらった品の半額から3分の1ほど。
品物については縁起の良いもので豆や昆布、向こうにおまかせということであればカタログギフトでお返しも良いですね。

【内祝いの「のし」の書き方について】

  • 表書きには「内祝」、もしくは「初節句内祝」。
  • 名前書きは「こどもの名前」を記入しましょう。

4.まとめ

いかがでしょうか。初節句という行事は古くから伝統があり日本の風趣があってとても親しまれているんですね。縁起の良いことや食べ物、色々することが沢山あります。初めてのことで相手に贈るものやお祝いに用意するものなど、色々悩んでしまって疲れてしまうママさん達もいるようです。せっかくのおめでたい行事です、目的は赤ちゃんの成長をお祝いするということなので深く考えず、楽しみましょう。