ひな人形 五月人形の増村人形店

五月人形

雛人形や五月人形の収納・保存に必要なものや手順をわかりやすく解説!

ご家庭の大切な雛人形や五月人形をいつまでも綺麗に保てるように、人形保存に必要なアイテムや保管の手順、知っておかないと後悔する注意点をわかりやすく解説しています。

ご家庭の大切な雛人形や五月人形をいつまでも綺麗に保てるように、人形保存に必要なアイテムや保管の手順、知っておかないと後悔する注意点をわかりやすく解説しています。

1.雛人形と五月人形の収納・保存の基本

基本中の基本

まず、最初に確認すべきは雛人形や五月人形を購入した際に受け取った「取扱説明書」です。取扱説明書をよく読んで、その内容に従いましょう。そのため、取扱説明書は失くさないよう、必ず人形の収納箱と一緒に保管しておくようにしましょう。
また、人形を片付けて収納をするのは、湿気の少ない晴れた日に行うのがポイントです。「大安の日に収納したい」などのこだわりを持たれる人もいますが、いくら大安でも雨でジメジメした日に収納すると、収納箱の中に湿気がこもってカビの原因になってしまいます。

保管場所

次に大事なポイントは、保管する「場所」です。
人形を保管するに当たって、最大の敵は「湿気」。お風呂場の隣の押し入れなど、多湿になりやすい場所は避けるのが良いでしょう。また、家の北側の窓に近い所など、冬に結露が発生しやすい場所も注意が必要です。押し入れが二段以上ある収納スペースなら、湿気のこもりがちな下段は避け、上段に置くことをオススメします。どうしても下段に置かなければならない場合は、すのこを敷くなどの工夫をしましょう。
湿気の他に、「直射日光」も大敵です。紫外線による色あせ・劣化を防ぐため、直射日光の当たらない場所を選ぶのも、保管の基本です。
また、「高温」にも注意しなければなりません。屋根裏など、夏場に極端な高温になる場所ですと、接着剤が溶けるなどの劣化を招く恐れもあります。
そして、もう一つ警戒すべきものに「虫食い」があります。衣類の虫食いで代表的なヒメマルカツオブシムシの幼虫など、人形の絹の部分を食害する虫もいます。年に一度、秋ごろの晴れて乾燥している日などに虫干しを行うのが良いでしょう。

保存に必要なもの

さて今度は、人形を保存する際に活躍する便利アイテムをいくつか紹介します。

布手袋

収納する時に人形を手で直接触ると、手垢の付いた部分がシミになってしまうなどの影響があります。布手袋はホームセンターや百均などでも手に入りますので、布手袋を着けて収納作業を行うのが良いです。
なお、せっかく大人がそのように気を付けていても、雛飾りのシーズン中にお子さんが触ってしまう場合もありがちだと思います。特に、食べ物やジュースなどが付いた手で人形を触ってしまうと、その美味しい接触部分(豊富な栄養分が付着しているところ)をめがけてヒメマルカツオブシムシなどの幼虫が繊維を食べに来ますので要注意です。カビの原因にもなります。
お子さんには、日頃から「お雛様は、ままごとの人形やぬいぐるみとは違うからね。触って可愛いがるんじゃなくて、見つめて可愛いがってね」と教えて理解させることをオススメします。

羽毛毛ばたき

ほこりを払うために、羽毛毛ばたきが便利です。お仏壇のある家庭なら、日頃からお仏壇掃除に使っているかもしれません。ほこりをパタパタと払ってから収納するようにしましょう。

和紙や柔らかい紙、または布

人形を包むために使います。新聞紙だとインクの色が人形に付いてしまう恐れがあるので、色の付かない無地の紙が良いでしょう。また、ビニール袋などで密封してしまうと水分が外へ逃げられなくなり、袋の中に湿気がこもってしまうため、包むのは紙がオススメです。
あるいは、人形を購入した時に包まれていた布があれば、それを使うのが一番確実ですね。

新聞紙などの緩衝材

和紙などで人形を包んだ後、収納箱に入れる時に、箱に隙間がある場合は新聞紙などを柔らかく丸めて詰めると緩衝材になります。

乾燥剤

絹は特に湿気に弱いので、適度に乾燥剤を使うのも良いでしょう。ただし、乾燥剤を入れすぎると逆にヒビ割れの原因にもなるため注意が必要です。

防虫剤

虫食いを防ぐために防虫剤も有効です。ホームセンター等でも、人形用の防虫剤が売られています。が、防虫剤は種類が非常にたくさんあります。薬剤と人形の素材との相性が悪いと人形を傷めてしまう恐れもあり、どれを使えば良いか迷われるかもしれません。人形の素材に合ったものを選ぶのが大事ですので、自分で判断の付かない場合は、人形を購入した店舗に問い合わせてみるなど専門家のアドバイスをもらうことをオススメします。
また、異なる種類の防虫剤を一緒に入れてしまうと、化学反応を起こして有害な影響が出てしまう恐れもあります。
以上、防虫剤についてまとめますと
「人形販売店の専門家から一番適切な防虫剤を教えてもらい、その防虫剤の種類に決めて、一つの種類を使い続ける」
という方法が最も望ましいと言えます。

収納箱

多くの場合、雛人形の衣裳や髪の素材として絹が使われています。先ほども述べたように、絹は湿気が禁物です。プラスチックのケースやビニール袋で密封してしまうと、その中の湿気が外へ逃げられず、中に湿気がこもってカビなどの原因になってしまいます。
収納の容器は桐箱か、購入時の付属の箱が良いでしょう。

2.収納の具体的な手順

それでは、便利アイテムが揃ったところで、おさらいをかねて収納の具体的な手順を見ていきましょう。

ほこりを払う

羽毛毛ばたきで、人形も道具類も丁寧にほこりを払います。特に「衣裳着(いしょうぎ)人形」と呼ばれる豪華で立体的な衣裳を纏っている人形は、人形の体と衣裳との隙間や、衣裳の折り目の部分まで、丁寧にほこりを払いましょう。それにより、ほこりの中にいる目に見えない小さな虫や卵を除去しておけば、虫食いの予防につながります。

持ち道具を外す

人形の持ち道具(持ち物)を外します。檜扇や太刀、帽子など、外せる物は全て外しておきましょう。なお人形を触る時は、手で直接人形に触れないよう布手袋を着用するのが良いです。

布や紙で包む

柔らかい布や紙(和紙など)で、人形を丁寧に包みます。新聞紙はインクの色が付く可能性があるので、人形の顔や衣裳に直接触れないよう注意する必要があります。

緩衝材を箱に詰めて収納

余っている和紙や新聞紙などをふんわり柔らかく丸めて箱に詰め、緩衝材にします。おにぎりのようにギュッと硬く丸めた新聞紙などを無理にギチギチ詰めてしまうと、収納箱の中で人形や道具類が圧迫され、変な曲がり癖が付いてしまう恐れがあります。お気を付けください。

乾燥剤や防虫剤を入れる

先に述べましたように乾燥剤や防虫剤を、適切な成分の物を適量入れます。薬剤が人形に直接触れないように、収納箱の四隅に入れるなど置き方も注意してください。

3.五月人形の収納・保存について

五月人形については、基本的な保存方法は雛人形と同じですが、兜の鍬形など、五月人形は金属部分が多いので錆びやすいです。特に、金属部分に手垢が付くとサビや色あせの原因となってしまいます。収納の時は布手袋を着用し、手で直接触れないようにしましょう。
なおインクの油分がサビを防ぐ性質を利用し、金属部分を新聞紙で包むという方法が取られる場合もあります。
雛人形と同じく、湿気は必ず避けなければいけませんが、乾燥剤を入れすぎてヒビが入らないよう注意してください。
五月人形の場合は時期的に、収納しそびれて梅雨入りすると晴れの日が少なくなるので、注意が必要です。

4.まとめ

以上、人形保存のための基本的なポイントを説明いたしました。湿気や虫食いなど、人形が傷んでしまう原因を正しく知って、賢く保存して頂きたいと思います。
なお、「収納飾り」と呼ばれる大変便利なタイプの雛人形もあります。収納飾りとは、収納箱を台にして、その台の上に人形を飾り、雛祭りシーズンが終われば台をそのまま収納箱にして人形を保管できるというものです。「コンパクトで、とても扱いやすい」と人気があります。
雛人形や五月人形を購入の際は、収納・保管のことまで考えて、ご家庭にぴったりのお気に入り人形を探してみてください!

五月人形は誰が買うもの?五月人形を買ってもらうときのポイントも

五月人形は厄払いなどの意味が込められた人形で、母方の実家が贈るものと考えられています。しかしこうした風習は地域差もあるため、事前に確認しておかなければトラブルのもととなります。初節句を迎える家庭はトラブルのないよう対応しなければなりません。

子どもの日は子どもの誕生や成長を祝う日です。
そこで五月人形を贈るという文化が古くからあります。しかし、誰が五月人形を買うのか知っておかなければトラブルが起こることもあります。一般的に誰が買うものと考えられているのか、またトラブルを避けるためにはどうしなければならないのか、五月人形の購入で注意すべきポイントなどを紹介していきます。

1.五月人形は母方の実家が贈るもの?

昔は母親の実家が贈るものだった

五月人形は、男の子の誕生を祝う意味や、健やかな成長を願う意味が込められています。古くからある伝統で、特に昔は、現代よりも、子どもが大人になるまで無事に成長するのが難しかったため、こうした習慣がありました。五月五日は、今では「子どもの日」と呼ばれていますが、かつては「端午の節句」という言葉がよく使われていました。この日に五月人形を男の子に贈るとされています。
一般的にこの五月人形を贈るのは母方の実家であると言われています。なぜ五月人形を贈るようになったのかと言うと、人形には身代わりとしての役割があると昔から言われていたためです。子どもに降りかかる厄を人形に身代わりとして受けさせるのです。もちろん鯉のぼりにも意味があります。こちらは子どものますますの成長を祈る意味が込められており、五月人形とは対照的になっています。そのため、五月人形が「内飾り」、鯉のぼりが「外飾り」としてセットのようにして扱われています。しかし節句に必要なものは種類も多く、経済的にも負担のかかるものです。経済的な事情により母方の実家のみで購入するのが難しい場合もあるでしょう。そこで、基本は母方の実家からの贈り物としながら、購入費用を両家の実家で折半するというケースも増えています。

地域差がある

一般的な習慣としては母方の実家で節句に贈る品物が用意されます。しかしこうした文化は地域による差が大きいです。どちらが何を贈るのかというのは両家の関係性にもよりますし、互いが約束をするように決めたのであれば無理に風習に従う必要もありません。また、五月人形だけで独立して考えるのではなく、雛人形などについても考える必要があります。男の子と女の子、両方がいる家庭なら、5月5日だけでなく3月3日の雛祭りでも子どもへの贈りものを揃えることになります。
全国的に初節句についてみたとき、関西では母方の実家が五月人形だけでなく、雛人形も贈るのがしきたりとなっていました。これに対し関東では雛人形と五月人形とで贈る側が異なるしきたりがあります。雛人形は母方の実家、五月人形は父方の実家が贈るケースが多いようです。また市町村レベルや、さらに特定の地域、また親戚間で独自のしきたりがあるかもしれません。誰が贈るのかということでトラブルにならないようにするにも、自分が知らないしきたりや風習などがないか、確認してみましょう。自分の育った土地だけでなく、特に相手方の実家の地域にある風習を知ることが大事です。どちらが贈るのかという問題だけでなく、贈る品物の違いにも気がつくかもしれません。例えば関西では兜飾りよりも鎧飾りを贈るのが主流とされています。もちろん、鎧飾りを贈らなければならないと厳密に決まっているわけではありませんが、祖父母がこだわりを持っている可能性もあるので注意しましょう。

2.今は親が自分たちで購入することも

近年では核家族化も進み、両家とも、孫との距離が遠くなりつつあります。そうするとしきたりとして受け継がれてきたことも薄れ、どちら側の実家が買うのかといったこともあいまいになってきています。しかし実家に住まないことで、マンションやアパートで暮らす家族が増え、五月人形の保管が難しくなっているという現状もあります。
そのため、自宅の広さなどを考慮して、合うものが購入できるよう、両家の祖父母からお祝い金として費用を出してもらい、親が買うというケースも珍しくありません。また送ってもらうにしてもある程度サイズなどを指定しておくということもされるようになっています。片方の実家に五月人形を贈ってもらうことが決まっているのであれば、このように自宅のスペースの事情も伝えておくようにしましょう。
ひと昔前には大きな段飾りの五月人形が主流であったため、節句の時期が終わったあとでマンションでは保管場所に困るということがあります。近年ではコンパクトな兜飾りなども多くなってきているので、事前にどのようなものが売られているのかチェックしておくと具体的な提案がしやすくなるでしょう。

3.祖父母に五月人形を購入してもらうときのポイント

五月人形を購入してもらう場合、注意しておきたいポイントがあります。
まずは、いつまでに贈るのか把握しておくということが重要になってきます。5月5日がお祝いの日です。そして飾りつけはこの日から1か月、もしくは2週間前までに済ませるのが一般的です。そのため、購入するつもりであると、実家から聞いているのであれば、その日までに送ってもらえるようにしてもらいましょう。また、実際に購入する前に、他方の実家のほうで購入予定がないか確認しなければなりません。起こりうるトラブルとして、両家の祖父母が五月人形を買ってしまうということが考えられます。大きなものだとスペースがなくなるだけでなく、ほとんど同じものが贈られると、それがきっかけで両家の関係がぎくしゃくしてしまう可能性もあります。これを避けるためにも、両家にしっかりとお伺いを立てることが必要です。また、あらかじめそれぞれの実家で贈るものを決めておくのも良いでしょう。片方には五月人形を贈ってもらい、もう片方には鯉のぼりを買ってもらうなど、役割分担をしておくと問題なく節句を迎えられるかもしれません。
どちらかに購入してもらうことを決めた場合でも、いつ頃贈られるのかということも知っておいたほうが良いです。しかし、いつまでに五月人形を贈ってくれるのか、聞きにくい状況もあるかもしれません。そうした場合では一緒に店に買いに行くという方法も有効的です。孫と一緒にお出かけする良い機会にもなりますし、祖父母としても楽しみながら購入することができるでしょう。子どものためのお祝いの日なのでできるだけトラブルなどなく、楽しい気分で迎えられるようにしましょう。

4.まとめ

五月人形は子どもの日に、今後の子どもの健やかな成長を願うために贈る品物です。鎧や兜をかぶった大きなものまで様々な種類があります。一般的に母方の実家が購入すると言われていますが、各地域や家庭によってこの習慣には違いがあるかもしれません。よく確認して購入してもらわなければ、両家が購入し部屋に五月人形を置くスペースがなくなるようなことも起こります。また、両方が孫に贈りたがり、関係性が悪くなってしまうなどのトラブルも起こるかもしれません。1か月前くらいに飾りつけをするということも考慮し、できるだけ早めに両家で節句について決めておきましょう。品物について不安があるようなら、一緒に五月人形を購入しに出かけるなどの方法も考えてみましょう。

五月人形の一種、武者人形として人気の英雄たちを紹介

武者人形は五月人形の一種で端午の節句に男の子に贈られます。鐘馗や神武天皇など、伝説上の人物がモチーフになっているものが多く、色んな種類から選べます。それぞれの見た目や込められている意味がどういったものなのか紹介していきます。

五月人形の一種、武者人形として人気の英雄たちを紹介

子どもの日に贈る品物には様々な種類があります。
同じ物を別の名前で呼ぶこともあり、混乱するかもしれません。贈り方なども地域によって風習が異なります。ここでは武者人形について、武者人形がどのようなものなのか、そしてどんな種類があるのか紹介していきます。

1.武者人形とは

「武者人形」は五月人形の一種です。5月5日は端午の節句として、男の子の誕生や健やかな成長を祝い五月人形を贈ります。様々な人形が五月人形として飾られてきましたが、武者人形は武家社会から生まれた風習です。今では端午の節句が「子どもの日」として呼ばれるようになっていますが、これはごく最近、昭和の話です。武家社会から生まれた武者人形はそれよりもはるか昔から伝統として受け継がれてきました。端午の節句が庶民にも広く親しまれるようになったのは江戸時代ごろと言われています。その時代よりも昔から、厄払いの意味を込めて人形は様々な行事に使われていましたが、武者人形の場合には単なる人形ではなく、兜や鎧を身につけていますので、子どもの身の安全や病気から身を守るという意味合いが強く込められています。
武者人形にも色んな種類があり、伝説に出てくる英雄や物語の主人公などをモチーフにしていることが多いです。また、男の子の人形に兜や鎧を着せた「子供大将飾り」も武者人形に含まれます。

2.武者人形に定番の英雄たち

武者人形には定番となる英雄がいます。それぞれどういったものなのか紹介していきましょう。
金太郎は源頼光の四天王の一人、坂田金時がモデルです。兜や鎧などは身につけておらず、「金」の文字が入った赤い前掛けだけをした姿が愛嬌もあり、特徴的です。端午の節句に贈るものとして人気が高いものです。金太郎には、元気で心優しい男の子に育ってほしいという願いが込められた五月人形です。
続いては桃太郎です。犬、猿、雉を連れて鬼退治をしたという童話で広く知られています。誰もがよくこのストーリーを知っているため金太郎と同じく人気の高い五月人形です。桃太郎のように強く、勇ましく育ってほしいと願いを込めて贈られます。
次は鐘馗(しょうき)についてです。こちらは金太郎や桃太郎などと比べると威厳を感じさせるデザインのものが多いです。鐘馗は中国の伝説に残る神様で、赤い顔、長い髭が特徴的です。中国の唐時代、玄宗皇帝が夢の中で鬼にうなされているところ、鐘馗が登場して鬼を退治したという話があります。そのため、魔除けの効果があり、子どもを事故などから守るためなどに贈られる武者人形です。
最後に神武天皇についてです。神武天皇は第一代の天皇で、戦の際に、神武天皇の持つ弓に金の鷹が止まり、その輝きで目がくらんだ敵から勝利を得たという伝承があります。武勇と平和の象徴として飾られるようになり、文武両道に育つようにという願いが込められています。長い髭に角髪(みずら)と呼ばれる古代日本の髪型をしているのが特徴的です。一部の地域では鐘馗と神武天皇を一緒に飾る風習もあるようです。
この他、牛若丸や弁慶などの歴史上、伝説上の様々な人物を模して武者人形が作られています。いずれも、身代わりとなって災厄から男児を守ってくれるお守りのような存在として飾られます。

3.武者人形の選び方や贈り方のポイント

鎧飾りと武者人形、どちらを買うべき?

五月人形を実際に贈るとき、上で紹介した武者人形を贈るべきなのか、鎧飾りを贈るのが良いのか迷うかもしれません。どのようにして選ぶと良いのでしょうか。主にポイントとなるのは五月人形の価格・大きさ・かわいらしさなどです。五月人形の価格にもかなりの幅があります。比較的安く購入できるものもありますが、やはりその分質が落ちる傾向にあります。長い間使っていくことを想定してしっかりとした作りのものを選ぶべきです。基本的な見極め方として衣裳の裏側の確認や、生地の合せ目を見たりしてみると良いかもしれません。大きさについては住居のスペースの問題があると思いますので、どこに配置するのか考え、どのくらいの大きさにしなければならないのか確認しましょう。大きな五月人形のほうがやはり派手で見栄えも良いかもしれません。しかしマンションやアパート暮らしであまりスペースが確保できず、窮屈に見える状態よりは全体のバランスなどを考えた方が良いでしょう。また、一体の五月人形を置くだけなのか、その他小物なども飾るのであればその分のスペースなども考慮し、それらをどのようにして飾るのか一度購入前にイメージすることが大切です。
かわいらしさのように、見た目が気に入るということも重要なポイントです。特に子ども目線で考え、気に入ってくれそうなものを選ぶのが良いでしょう。ただし、今後長い間飾ることを考えれば、初節句のように小さな時期だけで考えるのではなく、少し大きくなったときにも楽しめるようなものを選ぶことも重要です。そのため、派手な衣装を着てキラキラとした五月人形なら子ども受けも良いかもしれませんが、あえて少し渋めのものを選んでも後からその良さが子どもも理解するようになるかもしれません。
これらの点を考え、鎧飾りや兜飾り、武者人形など、数ある五月人形の種類から選ぶようにしましょう。
また、五月人形は昔母方の実家が贈るものとされていましたが、最近ではそれほど厳格には決まっていません。むしろ両家が孫に贈りたいと揉めることがあります。雛人形などについても同様で、節句の贈り物をめぐり両家のトラブルが起こるかもしれません。そこで、関係性を悪化させないためにも工夫して両家が満足するようにしたほうが良いです。例えば片方の祖父母が鎧飾りを、もう片方の祖父母が五月人形を買うという方法もあります。

木目込み人形と衣裳着人形

武者人形はその作り方で木目込み人形と衣装人形に大別されます。木目込み人形とは胴体に溝を彫り、そこに布地の端を埋め込んで衣裳を着せて作った人形のことです。布地を溝に埋め込むことを木目込むということから名づけられています。木目込み人形は江戸時代中期に作られた人形が起源とされており、これが評判になったことから世に広まっていきました。木目込み人形にも種類がいくつかあり、伝統工芸品として認定されたものもあります。
一方衣裳着人形とは仕立てた衣裳を胴体に着せ付けて作った人形のことです。衣裳着人形は江戸時代初期に京都で発祥、その後人形師によって、盛んに作られるようになったと言われています。

4.まとめ

子どもの日に、男の子に贈るものには鎧飾りや兜飾り、武者人形など、色んな種類があるということを知っておきましょう。その上で、どの種類にするのか考えましょう。また、武者人形にも衣裳の違いやモチーフとなった人物などの違いから種類が豊富にあります。衣裳で言うと「木目込み人形」と「衣裳着人形」に分けられ、定番の人物には金太郎や桃太郎、鐘馗、神武天皇などがいます。同じ人物でも作り手によって表情などは異なるため、納得いくまで色んな人形を探してみましょう。

 

五月人形をコンパクトに収納

五月人形をコンパクトに収納・飾る方法や、五月人形の種類、小さくても見栄えよく飾る方法を紹介しています。

粟田口清信作 12号大鍬形別誂共吹き返し飾兜・屏風北村松月堂謹製「箔押陣幕」

端午の節句の時に五月人形を購入したいなと考えている人も沢山いるでしょう。
そこで一番に気にするのは「お部屋にかざれるのか」「収納場所はどうしようか」の2点ですよね。せっかくいい人形を購入してもうまく飾れない、収納できないと悲しいですしお人形もかわいそうです。ここでは五月人形をコンパクトに飾れる方法を紹介していきましょう。
また、見栄えよく飾れるように、上質な人形の選び方も合わせて紹介していきます。

1. 鎧飾りはスペースをとる

五月人形の中の1つ鎧飾りは、一番豪華なものですが一番に場所をとる節句の飾りです。基本的に五月人形は一人に一つで、兄弟がいる場合はそれぞれの1つずつ五月人形がいるので鎧人形を飾るとさらにスペースを取ってしまいますし、収納するのも少し大変です。

なぜなら、先ほどにも述べたように鎧飾りは、鎧に様々な道具を組み合わせるタイプで、たくさんある5月人形の中で一番豪華な飾りになるからです。戦の時に、身を守るために使っていた鎧は、男の子がすこやか育つようという意味や、いざというときに男の子の身代りになってくれるといわれています。

そんな兜飾りには、源平時代の「大兜」と戦国時代に流行した「胴丸兜」や徳川家康や伊達正宗などの戦国武将をイメージしたものもあります。兜飾りを置く代は高床台と平台があります。最近は、コンパクトなサイズで外見のいいものも販売しています。豪華で壮大な鎧飾りは本格的なものが欲しい人にはお勧めです。

2.コンパクトな五月人形の種類

ケース飾り

ケース飾りは、兜や鎧などの必要な道具がアクリルやケースの中に固定されているので、飾るのも、収納するのも場所をとりません。それに固定もされているので、出してそのまま飾ることが出来るので時間を使うこともありません。また、小さい子どもや犬や猫などのペットが触ってしまって壊したり汚れたりすることもありません。なので、安心して飾ることができます。

収納飾り

収納飾りも、飾る場所や収納する場所に頭を悩ますことはありません。飾り台を箱にして、飾り一式を全部、中に収納できるようになっています。1年のうち、11か月を収納する物なので、コンパクトに収納できるのは嬉しいですよね。
加えて、ケース飾りと異なり人形を手に取れるというメリットがあります。汚れる可能性はありますが、親子で一緒に飾ることが出来ます。人形に対する愛情も湧き大切にできますし、いい思い出にもなりますね。
ただ、飾る場所を選びます。小さいお飾りだと見下ろす形になり、高い台の上に置くと見上げてしまうので見栄えがいいとはいえません。小さなテーブルなどのサイズに合ったものの上におけるといいでしょう。

兜飾り

兜飾りは一般的に鎧飾りより小さいものとされています。鎧飾りと比べてコンパクトのサイズも沢山あります。最近の住宅の事情に合ったものが多く存在します。平台飾りや、ケース飾りや収納飾りなどのタイプがあります。
ケース入りのタイプは兜飾りを埃や傷から守ってくれますし、お手入れは、ケースをふくだけになるので、お手入れも簡単になります。また。大きいスケールの物やデザインや種類も沢山あります。自分の好みや、飾るスペースに合わせて考えることができるので5月人形の中では、一番人気で定番のものになります。

武者人形

他にも子どもの武将を表したものや鎧着大将飾りや金太郎・鍾馗(しょうき)、神武天皇などの5月人形があります。これらは鎧や兜飾りより小さいので、小さいお雛様のように狭いスペースでも、比較的簡単に飾ることができます。

3.コンパクトでも五月人形を華やかに見せるコツ

大きさよりも良質な素材や丁寧なつくりにこだわる

鎧や兜の五月人形は、普通の人だったら普段は見ることはないので、良質なものかどうか判断の仕方はわかりませんよね。どう判断するのかを簡単に紹介していきましょう。
基本的には国産品で職人さんが1つ1つ手作りしているので、かかる手間は大きいもの小さいものとサイズは違ってもかかる手間は同じになります。なので、大きいものは高く、小さいものは安いと判断はしないほうがいいでしょう。

鎧・兜のお飾りのほとんどは、細かい板状のパーツをつないで造られているのです。金属や革の「小札(こざね)」と小札を繋ぐひもの「縅糸(おどしいと)」というもので造られています。この縅糸はほとんどの場合は主に正絹という高価なものを使用されています。いいお飾りは、この小札が見えないくらいに縅糸が縫われています。また、正面から見えない吹き返しの裏側にも縫われています。なので、軽さを重視したものを除くとしっかり縅糸が縫われているものは良質のものです。逆にそうでない小札が見えるほどスカスカな場合は悪質のものと言えます。加えて、この使用した縅糸や小札の品質も見てみるといいでしょう。縅糸が正絹を使用していればとてもきれいな色になり、化学繊維を使用していればそれなりです。鎧兜の金の部分はメッキなどを使用していれば安価ですし金箔を使っていれば高価なものになります。

質の高い商品を見分ける2つ目の方法は、つやつや・キラキラしている金ではなく、金色の部分がマットな光沢かどうかです。主に、かぶとの前びさしの上に、ツノのように二本出ている金具の鍬形などに使われています。この金色の部分は主に「鍍金(ときん)」の技法が用いられています。「鍍金」は「金メッキ」のことをさし、「本金鍍金(ほんきんときん)」と言われる場合は24Kが使われています。この24Kが使用されている場合は、マットに仕上がっているので、キラキラしているかマットな仕上がりかもチェックのポイントになります。もし、疑問に思ったことがあれば迷わずにスタッフさんに訊ねてみるといいでしょう。

金屏風や良質な毛氈を選ぶ

最後は、兜や鎧を引き立たせるに重要な屏風です。五月人形の屏風には、様々な種類があります。兜や鎧は屏風との組み合わせで印象はかなり変わります。一番無難なものは金の屏風になります。金の屏風なら落ち着いていて、豪華なイメージになります。また、金の屏風にするとレフ版のように光を多方面に反射してくれるので人形や兜鎧が引き立ちます。
そして、屏風は金沢箔屏風が多いです。刺繍や手描屏風になってくると高価なものになっていきます。最高級の物になると、ラデン細工や高級黒布に高級刺繍になります。

「毛氈(もうせん)」は動物の毛を圧縮して、密着して作った織物のようなもので、フェルトとも呼ばれています。五月人形を飾るときは昔からは緑の毛氈を使用されています。端午の節句の場合は、兜の下に敷くといいでしょう。この緑の毛氈を敷いたところが節句の行われる場所となります。

毛氈は純毛の物から化繊混紡の物もあります。純毛100%のものは上質で素材感が美しくなります。もし、毛氈が色あせてしまった場合はこれのみの購入をしてもいいでしょう。かなり印象は変わります。

モダンでおしゃれなデザインのものにする

端午の節句の際に、古風な五月人形はとっても人気がありますが、近年では家のインテリアにマッチするようなモダンな兜や鎧も販売しています。モダンなものは、木や金属で造られたシンプルなデザインの物が多くまた、お値段もリーズナブルなものからそうでないものまで多種多様にあります。なので、玩具として使用もできますし、インテリアにもなったり、小さなお子様がいるいないに関わらずに気軽に飾ることが出来ます。

4.まとめ

いかがでしょうか。イメージが膨らんできましたか?鎧などは飾るのにスペースが必要になっちゃいますが、収納飾りやケース飾りを購入すれば収納も飾るのも楽ちんで、アパートなどの限られた空間でも五月人形を楽しむことが出来ますね。小さくても丁寧で上質な作りを選べばより満足できるものになりますね。
また、近年ではモダンでおしゃれなものもあるので、インテリアに合ったものもあるので、選ぶ参考にしてみてください。

端午の節句といえば五月人形!五月人形や道具の意味を解説

5月5日はこどもの日として知られていますが、この日はもともとは端午の節句でした。
その日に欠かせないのが、五月人形。兜や弓などの勇ましい道具や様々な人形がありますが、そもそもなぜ飾られるようになったのでしょうか。その由来と意味をご紹介します。

「五月人形」とは、男の子の誕生を祝うとともに、鯉のぼりのようにこどもの日に飾られる人形のことです。鎧や兜をつけた姿がかっこよく迫力がある人形なのですが、そもそも五月人形を飾る意味はなぜなのでしょうか。
今回は、「五月人形を飾る意味」や「兜やその周りにある飾りの意味」なども含めてご紹介します。
なぜ五月人形ができたのか、歴史を遡ることで昔の人が込められた想いも知ることができるので、最後までぜひ読んでみてくださいね。

1.五月人形の意味

端午の節句とは

端午の節句は、古代中国における季節の行事から伝わりました。
昔中国では、5月の時期は病気が流行し、トラブルが多かったことから、5月5日は5が2つもあり、災いを呼ぶと言われていました。
そのため、厄除けに菖蒲を飾ったり菖蒲酒を飲み、健康祈願をしていたのです。
武家では、男子のお祝いとして甲冑や刀などを飾り、勇ましく成長できるようにという想いも込められていました。
現在では、五月人形を飾ることは「端午の節句の祝い方の一つ」と捉えられているようです。

五月人形の意味

五月人形にはどういった意味があるのか気になりますよね。
五月人形は、「こどもの健康と成長を願うもの」です。
こどもの代わりに厄を引き受けたり、子孫繁栄を願うという意味合いもあります。
また人形を飾ることでお祝いをしたり、男の子が無事に育ってくれるようにという祈願する気持ちも込められているのです。

五月人形とこいのぼり、それぞれの意味

5月5日に飾られる「五月人形」と「鯉のぼり」にはそれぞれ意味があります。
五月人形の習慣が広まったのは江戸時代からで、武士の家で災難や厄などから男の子を守るという気持ちを込められて飾られるようになりました。
鯉のぼりの意味は、鯉は「生きる力がたくましく強いので縁起が良い」といわれています。
「これからも元気に育ちますように」という願いを込めて、こどもの日に鯉が飾られるようになりました。

五月人形は人に譲ってはいけない?

五月人形は、「子どもの身代わりになって厄を引き受ける」という意味があるので、人に譲ってはいけません。
もしお下がりで使用すると、厄を引き継いでしまう恐れがあるためこども1人につき1つの人形を用意しましょう。
兄弟や、お父さんの五月人形と一緒に飾ることは問題はありません。
また、役目を終えた五月人形は普通のゴミと一緒に捨てずに、ちゃんと供養することをおすすめします。 

2.五月人形やそれぞれの道具の意味

たくさん飾るものや種類があり、最初飾る時に戸惑いますが、ひとつひとつの道具に昔から伝わる意味があります。
どれもこどもを守るのに欠かせない大事な役割をしています。

鎧や兜

昔戦があったころに、武将にとって鎧や兜は「自分の身を守る欠かせない道具」でした。
なので、鎧や兜には「命を守る」という意味合いがあり、「男の子が災害や病気、事故から守ってもらえるように」という願いが込められています。

弓矢と太刀

弓矢と太刀は「魔除け」の意味があります。
太刀は、刀とは違って戦うための道具ではなく儀式として使われていました。
長い弓は「神様が降りて宿るもの」、太刀は「人を傷つけない儀式と護身のためのもの」として飾られています。

屏風(風神雷神、龍、虎、鯉、赤富士)

五月人形の後ろに立てられる屏風には、色んな種類がありそれぞれ意味も違います。

  • 風神雷神ー家、子どもを邪気から守る
  • 龍ー「福」を招く
  • 虎ー男の子の健やかな成長を願う
  • 鯉ー威勢よく強く生きる
  • 赤富士ー縁起がよい

三品

三品はどれも戦にかかせない道具です。

  • 軍扇ー軍を指揮するために使った扇。金などで日の丸を描いたものが多くある。
  • 陣笠ー下級の兵が昔、兜の代わりにかぶった笠
  • 陣太鼓ー自分の軍に合図を送るための太鼓

鎧や兜の前に3つセットにして飾られます。

三宝(三台とも呼ばれます)

三宝は、瓶子、柏餅、粽の3つを指します。

  • 瓶子(へいし)は、紙ごとで酒を入れる器でまつりや祝事などの行事に使われていました。
  • 柏餅(かしわもち)は上新粉の持ちにあんこを挟んで柏の葉で包んでいる和菓子です。
    柏の葉は新芽が出るまでに古い葉が落ちないことから、「武士の子孫繁栄」として縁起がよく、江戸時代のときに端午の節句に柏餅を食べる習慣が広がりました。
  • 粽(ちまき)は、もち米やうるち米などで作られたお餅。
    三角形や円錐形に形を整え、ササなどの葉で包んでイグサなどで縛り、蒸す、または茹で て食べられます。
    ちまきの起源については、端午の節句に古代中国の詩人が川に身を投げだし、その供養の ため、川にちまきを流した故事に由来するといわれています。

3.武者人形

5月5日の端午の節句に飾る人形(五月人形)のこと。
江戸時代の前期ごろから、家の前に棚をつくり大型の人形を飾るようになりました。
江戸時代中期には、縁側や店先など見えるところに飾られるようになり、後期には、家の中で飾れるように小型のものとなりいろんなひとが飾るようになりました。武者人形は歴史上や伝説上で、有名な英雄をモデルとした人形がたくさんあるので、それぞれが象徴するものや込められた想いなどがあります。

金太郎

童話の中でもよく知られている「金太郎」。
この金太郎の話の元になっているのが、平安時代にいた坂田金時といわれています。
幼名が「金太郎」であったことから、時を経て金太郎は健康を表すシンボルとなりました。
金太郎を飾ることで、「優しい気持ちを持った子に育って欲しい」という願いも込められているのです。

鍾馗(しょうき)

「鍾馗」とは中国で「疫病神を追い払う」とされている神様です。
眉毛が太く、髪の毛とひげが長いのが特徴的な身なりをしています。
もともと中国の唐の時代に実在した人物といわれていて、大変な努力家で学問に専念し、官吏の試験を受けたものの、顔が醜いという理由で不合格にさせられます。
それを抗議するために、自ら命を絶ってしまいました。その後、玄宗皇帝によって、手厚く葬られました。
玄宗皇帝が病にかかった時に、夢の中で小鬼を退治する大鬼が現れ、名を尋ねると鍾馗だと答え、手厚く葬られた恩返しにきたと言ったのです。
その次の日夢から冷めた玄宗皇帝の病気はすっかりよくなりました。
そこから、夢で見た鍾馗の姿を絵師に描かせて、「子どもを守る魔除けの守り神」、「また学業成就の神様」として飾る風習ができたのです。

神武天皇

「神武天皇」は最初の天皇といわれています。
神天様と呼ばれて、5月人形でもみんなから愛されています。
戦の際に、神武天皇の持っていた弓に金の鷹が止まりました。
その輝きに敵の目がくらみ、大勝利したという伝承があります。
それが元になり、神武天皇のぶじゃ人形は弓の上に鷹が止まっている姿をしています。

4.まとめ

いかがでしたでしょうか。
五月人形や道具には様々な想いが込められていて、1つ1つの意味を知るとどれも興味深いですね。昔から伝わる伝説の人物や神様が子どもたちが「健やかに強く生きられるように」と守ってくれているのですね。
この五月人形を飾ったり、贈ることで、ご家族からの愛情も伝わってきますね。
場所に困らない小さな五月人形もあり、種類も豊富ですので、ぜひ一度手にとってみてはいかがでしょうか。

いつまでも輝きを失わない、上質な五月人形を見分けるポイント

失敗しない、後悔しない五月人形の選び方!
本当に良い五月人形を選ぶ基準は意外に知られていないものです。
一生に一度のお買い物です。五月人形の見分け方を知って、賢く楽しく人形選びをしましょう。

五月人形の選び方をご存じでしょうか。
五月人形にはいろいろな種類がありますが、よい五月人形は、熟練した職人がすべて手作業で一つ一つの工程を経て、時間を掛けなければ出来ない伝統工芸品です。
しかし、一般の人は鎧兜なんて普段見ることはないと思いますので、良いものかどうかを判断することは難しいです。
そこで、五月人形を選ぶ上でのポイントを解説し、納得されたうえでお選びになれるようにしていきます。

1.良い五月人形とは?

いつまでも輝きを失わない上質な五月人形とは、上質な素材が使われ丁寧に作りこまれており、いつまでも長持ちする五月人形のことです。上質な素材とはどういうものでしょうか。丁寧に作りこまれているとはどこを見て判断すればよいのでしょうか。後悔しない人形選びをしていただけるように、上質な素材と作りについて見分けるポイントをこれから紹介していきます。

2.上質な五月人形を見分けるポイント

兜の頭裏(ずうら)

五月人形と言えば鎧飾りと兜飾りが中心です。鎧兜の良さを知るポイントのひとつは、目に見える表面部分だけを見るのではなく、裏側まで確認してみましょう。裏側には、その鎧兜のこだわりが出るものであり、素材や作りを確認して見分ける方法です。
兜をひっくり返して見てみましょう。頭裏には、通常は布で覆われていますが、皮が貼られているものや刺し子が施されているものがあります。鹿の皮はたいへん固く、頭を守るために適している素材として選ばれています。刺し子も手がかかる作業であり、見えない部分にもごだわりがあります。皮も刺し子も、細かな作業でこだわりがある分、丹念に作りあげられているため丈夫で長持ちするといえます。見えないところの頭裏だけを見ても良く分かります。
購入する前に押さえておきたいポイントの1つです。

鍬形の金属部分

鍬形の素材は特にお手頃価格で軽い兜がアルミで、ずっしりと質感があるのが真鍮です。鍬形の正面に見える部分を面前(つらまえ)と呼び、面前に松葉の模様が刻まれているものと面前がツルンとして模様がないものがあります。松葉模様が刻まれているからいいとか悪いというのはありません。しかし、その松葉模様を機械の形板で打って作っているものと職人の手打ちで制作しているものがあります。見分け方は、職人の手打ちで制作した松葉模様は、鍬形の縁部分を見ると規則正しく整っています。

一方、機械で制作したものは一枚の金属板に松葉模様を打った後切断して鍬形を製作していますので、鍬形の縁部分を見ると松葉模様が半分掛けていたりしており規則正しく整っていません。職人の手打ちの松葉模様のほうが手をかけて高価である分、細工も細やかで端正な美しさを感じます。鍬形には「鍍金(ときん)」されているものがあります。「鍍金」とは「メッキ」のことです。本金鍍金の場合、きらびやかのものだけではなく艶を消したマットな光沢に仕上げているものもあり、手間をかけている分マットな仕上がりの方が高価です。

小札(こざね)

鎧、兜は小札(こざね)といわれる板を威糸と言われる糸で何重にもつなぎ合わせて組み上げます。

小札には金属・革・和紙の三種類があります。

昔の本物は、革や和紙を漆で固めた小片を繋いで造っており、柔軟性があり鉄製鎧より軽く、矢もはじき返す堅さを持つので上級の武士が使っていたようです。

今、よく使われている波打った一枚鉄板の小札は昔の本来の鎧兜とは造り方が違います。
よって、革や和紙を漆で固めた昔ながらのつくりをした鎧兜は、小片を繋いでいくので手間がかかり高価となります。

小札の表面仕様に鍍金(メッキ)・箔押し・漆塗仕様の三種類があります。

【本金箔押し小札】
小札に純金の箔を張った本金箔押し小札は、金属の中で純金がいちばん安定した物質ですから、長年飾っても色の変化が少なく、また、箔を張ってありますのでサビも出ないのが特徴です。
輝きも美しく、長年飾っても重厚さが変わりません。

【本金メッキ小札】
小札に本金鍍金(メッキ)を施したものです。ムラがなく均一に仕上がり、箔押しに比べて手間が掛からない分お手頃価格となります。
ただし、長年飾ると剥げてきたり、色が黒くなってくることがあります。
また、サビ(ろくしょう)がわく心配が多少残ります。
ご予算の許すかぎり箔押・漆塗仕様の鎧・兜をお選びになることをおすすめ致します。

【黒小札】
小札に黒の漆(うるし)を長年飾っても剥げないように何重にも塗り重ねたものです。現存する国宝級の甲冑の多くはこの黒小札になります。
本漆は高価となるため、カシュー漆のものもあります。

【白檀塗り】
鎧兜に一際華麗さを添える透漆である白檀塗りは白檀塗、裾裏白檀塗、総裏白檀塗の3種類あり、その中でも総裏白檀塗は総裏と称され、現在最高級の鎧・兜と誰もが認める仕様です。

小札に金箔を貼り、その上から朱漆を幾重にも重ね塗する加工をします。アメ色の漆塗を施し、これもまたサビ(ろくしょう)を防ぐため、手間のかかっている小札です。

【裾裏白檀塗】
漆を厚く重ね塗りした小札を一番下に使った裾裏白檀塗。

【総裏白檀塗】
さらにすべてに厚塗の小札を贅沢に使ったものを総裏白檀塗と呼び、鎧兜の仕立てでは上位のランクに位置付けされています。

縅糸(おどしいと)

威糸(おどしいと)は、小札(こざね)を繋ぐ紐のことで、鎧・兜は小札を威糸で編み込んで作られています。
縅糸は主に正絹(しょうけん)が使用されており発色がよく綺麗ですが、化学繊維のものより高価となります。
よって、縅糸を「小札」が見えないほど隙間なく詰まった状態に仕上がったものは、高価なうえ細やかに仕上げられているため良品と言えます。
正面から見えないという理由で吹き返しの裏側は縅を省略するものもあります。

鉢は、型に合金を流し込んで作る合金鉢と鉢を形成する鉄板を一枚一枚継いで作る矧ぎ合わせ鉢(はぎあわせばち)があります。

【合金鉢(鋳物鉢)】
鋳物の一体成型の型押しで出来るものです。手間が掛からず簡単に造れるのですが、鋳物を使うため長く飾るとひび割れてくる可能性があります。
鉄板を一枚一枚継いで作るわけではないので、継目の部分は金色で塗った擬似の覆輪(鉄板を継ぐ枠)となっています。

【矧ぎ合わせ鉢】
本式の兜の場合は、かならず合わせ鉢というものを使います。合わせ鉢は、鉄板を一枚一枚継いで作られており、継目部分を本金鍍金(メッキ)された覆輪で止めてあります。鉄板も一枚一枚から手作りのものもあり、何度も打ち曲線を持たせた鉄板を丁寧に貼り合わせ、手作りによる微妙な違いがその後の作業にも僅かな変化をもたらします。そして、緊張感のある作業が続く中、同じものが一つとない作品ができあがります。何枚もの部品を丹念に作りあげられているため丈夫で長く飾っても良いようにできています。

弓矢

弓の本体の材質が木製か樹脂(プラスチック)製かによって価格が変わり、木製の方が高価です。弓の装飾として巻いているものに、ビニールや絹、籐(とう)があり、藤が一番高価となります。また、勝虫と言われる昆虫の王様のトンボをデザインした縁起の良い弓も高価となります。矢羽は、タカやキジ、フクロウ、アヒル、ニワトリ等があり、タカはワシントン条約の規制により手に入らないため高価となります。

屏風(びょうぶ)

屏風は、一般的に金沢箔屏風が多く、その他刺しゅうや手描屏風、また手の込んだラデン細工や高級黒布に高級刺しゅうの最高級屏風等の色々な絵を付けたものがあります。どちらが良いというのは、それぞれ好みがあるので一概には言えないかと思います。
しかし、絵付けの屏風だとそちらに関心がいくことになります。
主役はあくまでも鎧・兜ですので、引き立たせるには絵付けが無い金屏風をオススメします。

飾台は通常の畳よりも流備畳のものをおすすめ致します。光沢のある麦色の畳です。

一般的な飾台は普通のイ草を使用していますので少しずつ変色しますが、流備飾台は高級イ草を天日干ししてありますので将来に渡って色が変わりません。この流備畳は通常の青畳に比べて畳の目幅が長いことから、
龍のひげに見立てて「龍髯(りゅうびん)畳」とも呼ばれ高級素材です。

3.本当に「良い」五月人形とは?

五月人形を選ぶうえで重要なのは品質です。
ただ高価・上質であれば良いというわけではなく、サイズ・予算を考慮のうえ検討することも大切です。
そして、何より息子や孫息子の好みに合ったデザインなどの条件に合い、将来、子供が喜ぶかどうか。
五月人形は男の子の気持ちになって、かっこいい、強そうを基準に選ぶのがポイントです。
男の子は、その五月人形がもつ強さや、カッコよさに引かれます。
子供が好きになってくれ、いつまでも大切にしたくなるものが本当に「良い」五月人形です。

4.まとめ

五月人形をご購入される方々は、大切なお子様への贈り物ですから、やはり良いものを見つけたいと思われるでしょう。
しかし、一般の人は鎧兜なんて普段見ることはないと思いますので、良いものかどうかを判断することは難しいと思います。

五月人形の基本的な種類や飾り方の基本をわかりやすく解説!

1年に1度訪れる「節句の日」には、五月人形が飾られます。
五月人形にはたくさんの種類があり、飾り方も兜飾りや鎧飾りなどがあり様々です。今回は五月人形を初めて購入しようとしている方にもわかりやすく五月人形の基本的な種類や飾り方を解説します。

端午の節句、5月5日はこどもの日ですね。
その時に飾られる「五月人形」には、たくさんの種類があります。
有名な歴史上の人物や神様が人形になっていて「どの五月人形を買おう。そもそも飾り方の違いはなんだろう」と選ぶ時に悩みますよね。
五月人形の種類や飾り方を知ることで、自分の子どもに込めたい思いに合わせて選ぶことができます。
また、種類が豊富なので気に入ったデザインを選びたいですね。
今回は、五月人形の基本的な種類や飾り方をわかりやすく解説します!

1.五月人形基本の種類

五月人形は、男の子の健やかな成長を願うために飾られます。
「鎧」や「兜」があるものが多く、その鎧や兜に様々な飾りや道具が添えられています。
兜飾りと鎧飾りには大きく分けて「江戸甲冑」と「京甲冑」があります。
「江戸甲冑」は、実践用の甲冑をそのまま昔のイメージして作られたもので、「京甲冑」と比べると華やかさにはかけるものの、力強い雰囲気があります。
「京甲冑」は、装飾が多く金属を多用しているのできらびやかで華やかな雰囲気です。
こちらの2つでは、同じ五月人形の兜や鎧でも雰囲気が変わるので、お好みのデザインを選んでみてくださいね。

兜飾り

名前の通り兜のみの飾りとなっています。
コンパクトなので飾りやすかったり、鎧飾りよりも狭い場所でも飾ることが出来ます。
また、実際に着用できる大きい兜もあり、記念に写真撮影ができるのも嬉しいですね。

鎧飾り

「鎧飾り」兜と鎧がセットになっていて五月人形の中でも、いちばん豪華な節句飾りです。
鎧まで飾られています。戦のときに敵から身を守る鎧は、「健康で丈夫な子どもに育ちますように」という願いが込められています。

五月人形の中で、戦国武将の鎧飾り、兜飾りがとても人気です。
いくつか人気な戦国武将の五月人形を紹介します。

真田幸村

真田幸村といえば、大阪の陣では徳川家康にも果敢に挑み、天才軍師としても有名です。
朱色の金色の色合いが綺麗で、力強い金色の立派な角の生えた兜はかっこよくて大人気。
「敵を恐れない勇気がある子どもに育って欲しい」という思いが込められています。

伊達政宗

人気を誇る東北武将の伊達政宗。
幼少時に片目を失明しますが、「独眼竜」とも呼ばれ圧倒的な強さを誇っていました。
五月人形の中でも人気の1つ。
大きな三日月の前立てをつけた黒兜が有名ですね。
「目標に向かってひたすら前進する」という願いをこめている兜です。

上杉謙信

日輪に三日月の前立てが象徴の越後の武将、上杉謙信。
戦国時代、最強の武将ともいわれ義を重んじる人物としても知られる武将です。
「自分の芯を持ち、周囲の考えに左右されずに正しく行動ができる」ようになってほしいという願いが込められているのです。

徳川家康

徳川家康も織田信長のように、知らない人はいないであろう歴史人物ですよね。
「天下統一」として国を平和にした偉業をなしとげた人物として知られています。
江戸川幕府を開き、264年もの長い間、徳川が実権握っていたのです。
そんな徳川家康の兜は、家紋と見覚えのあるものでシダの前立ては「子孫繁栄の象徴」といわれています。

子供大将飾り

「子供大将飾り」は子どもの武者姿を飾る五月人形でかわいくて人気です。
有名なもので、「金太郎」「桃太郎」などどれも子供が主役の物語の人形となっています。
どちらも「元気で力強く育って欲しい」という気持ちが込められています。

武者人形

武者人形は、「伝説や歴史上の物語を主人公にした人形飾りの五月人形」のことを指します。
強さを尊重される人物や魔除けの神様も飾られます。

吊るし飾り

吊るし飾りは寺の付近や、町などでも見かけたことがある方も多いと思います。
着物の布などを解いて作った細工物を紐で繋げ、竹等で作った輪に吊るして飾るものです。
江戸時代から始まったようで、当時は雛人形の代わりだったのだとか。
吊るし飾りの1つ1つに意味があります。

  • 這い子人形:子供が健やかに育つように
  • さる:厄除け
  • 亀:長生きするように
  • だるま:福を招く

2.飾り方・収納の仕方にも種類がある

五月人形を購入する時に、考えるのがどうやって、どこに飾るのかというところですよね。
大きさ、飾り方、収納の仕方も様々なので、それぞれご紹介します。

平飾り

五月人形の飾り方で、1番主流なものとなっていてシンプルに飾れます。
平飾りの中でもいろいろと種類があり、床の間の台に飾る「床の間飾り」床の間がある家庭では、飾りやすくスペースも確保しやすい。
飾り台の上に置いて飾る「平台飾り」何も下に敷く必要がないため飾りやすいです。
高さのある平台に飾る「高床台飾り」重厚さで高級感があります。
とたくさん種類がありますよ。

収納飾りやケース飾りなら飾りつけや収納が簡単

収納飾りやケース飾りは、コンパクトなものが多く平台に、五月人形を収納できスペースが取りずらいご家庭には人気があります。
既に台座に道具が固定されている物が多く、カンタンに飾り付けができるのも人気の1つですよ。
お子さんが小さい場合は、重たくないので手の届かないところに置けて安全です。

3.飾り方・片付け方の基本

いつからいつまで飾るもの?

こどもへの大切な願いを込めた五月人形ですが、飾る時期は地域によっても変わってきます。
1番多いのが、春分の日が終わってから飾り始めるパターンです。
理想は4月の初旬から中旬までに出すのが、時間にも余裕がありいいかもしれません。
遅くても、4月下旬には飾り終えておきましょう。
初めて飾る時は、3月下旬から飾り、少し長めに飾るのもいいですよ。
端午の節句の飾りは5月5日のこどもの日を過ぎると、あまり意味がないという考えがあります。
なので、早くて翌日の5月6日にしまっても問題はありません。
しかし、雛人形のようにしまうのが遅れると嫁に行くのが遅れるなどの言い伝えは特にありません。
6月に入ってしまうと、梅雨でカビが生える可能性もあるので遅くても5月中旬にはしまいましょう。

【まとめ】
・五月人形を飾る期間
4月初旬〜5月中旬くらいまで

飾る場所や方角

どの方角がいいなどは特に決まりはありません。
しかし、五月人形が長く使えるように直射日光には避けたほうがいいでしょう。
せっかく五月人形を頂いたのに、布の部分が色褪せて変色する…なんてことにもなりかねません。

片付ける時のポイント

1年に1回しか飾らないので、しまう時は感謝の気持ちを込めてきれいにしてからしまいましょう。

〈片付け方〉

  1. カビが生えないように天気の良い日にしまう。
  2. またホコリや湿気などを取り除く。(※手や指で五月人形に顔を触れると脂がつくのが気を付けましょう)
  3. 羽バタや筆でほこりをとり、金具は乾いた布でふきとる。
  4. 柔らかい布や紙に包み、ポリ袋に入れ汚れや虫から守る。
  5. 箱に入れて隙間があれば新聞紙をいれて人形を安定させる。

※五月人形の鎧や兜には防虫剤を入れないこと。

4.まとめ

五月人形はたくさん種類があり、時代によって飾り方も変わってきていますね。
手軽に飾りたい人は、兜のケース飾りや収納飾り、豪華に飾りたい人は、鎧飾りなどご家庭に合ったサイズの五月人形を購入するのがおすすめです。

五月人形のモチーフにもなっている戦国武将。人気の武将について解説

五月人形も種類が豊富ですが、戦国武将がモチーフになったものはどうでしょうか。
人気の戦国武将の特徴や、どんな五月人形になっているのか、人形に込められている思いを解説します。

五月人形はいろんな種類があって迷ってしまいますよね。
せっかく五月人形を買うならば、人気の戦国武将がモチーフになっている五月人形はいかがでしょうか。功績の高さや、武将の性格から、こんな子に育って欲しいといった願いを五月人形に込めることができます。人気の戦国武将の特徴をご紹介するので、歴史に詳しい人も詳しくない人もぜひ購入のヒントにしてみてください。

1.好きな戦国武将やゆかりの地で五月人形を選ぶ

五月人形は男の子の健康と成長を願って飾りますね。五月人形には、徳川家康や伊達政宗といった戦国武将をモチーフにした五月人形がありますから、その人の功績、性格のように育って欲しいという思いを込めて飾るのもいいでしょう。もしくは、子どもの出身地にゆかりのある戦国武将を選ぶのもいいかもしれません。お気に入りの戦国武将を見つけて五月人形を選んでみましょう。

2.人気の戦国武将とその意味

伊達正宗

有名なエピソード

豊臣秀吉の天下統一の目前に、秀吉に従って小田原攻めに加わるかの判断に迷ってしまったことがありました。結果的に秀吉に従うことにしたのですが、決断に時間がかかってしまい、秀吉を怒らせてしまうことになってしまいます。そこで、伊達政宗は豊臣秀吉の前になんと白装束の格好で行き、謝ったことで、死の覚悟はできているという意思表示をしたのです。結局、秀吉もこのパフォーマンスを気に入って、伊達は無事でした。

人柄・イメージ

「伊達男」という言葉を定着させたとも言われているように、おしゃれで派手な人というイメージがあるようです。それだけでなく、振る舞いも大胆だったことから、恐れずに挑戦する性格とも言われるようです。

ゆかりの地

出身は現在の山形県のあたりで、ゆかりの地は宮城県の仙台市です。東北の武将でした。

五月人形の鎧や兜のデザインの特徴

三日月をモチーフにしたデザインが多いです。武将たちの間で広まっていた「妙見信仰」から月を神秘的なものと捉えていたことが由来していると考えられていると言われています。

五月人形に込められた想い

目標に向かって突き進む、聡明さのある子に育って欲しいというような思いがあります。

上杉謙信

有名なエピソード

13歳のころ、奥州、出羽、関東などを1年間修行してまわったことがあったそうです。これは、謙信が親のおかげで一国を保つ身分になったことを受け、これでは苦労が足りないと考えて出た行動です。今後、善悪の判断を付けられるようにならなければならないという芯の通った考えを持っていました。

人柄・イメージ

最強の戦国武将の一人とも言われ、敗戦もごくわずかと言われています。私利私欲よりも義を重んじる人柄で、真っ直ぐな心の方だったそうです。敵であった武田信玄が塩不足で困っていると知ると、塩を贈ったエピソードもあり、やさしい方であったことも伺えます。このエピソードは「敵に塩を送る」ということわざの語源にもなっています。

ゆかりの地

生まれたのは現在の新潟県の上越市で、新潟県がゆかりの地とされています。

五月人形の鎧や兜のデザインの特徴

太陽を表す、日輪と三日月の形が特徴です。上杉謙信も妙見信仰の影響を受けていたそうですが、その中でも特に月と太陽を信仰していたため、日輪と三日月のイメージとなっています。

五月人形に込められた想い

意思の強い子に育って欲しいや、みんなに優しい子に育って欲しいといった願いが込められています。

武田信玄

有名なエピソード

疫病で亡くなったとされる武田信玄は、「自分が死んだことを隠せ」と言ったといわれています。息子の勝頼の力を信じていなかったことから、自分が死んだとなれば敵の士気も高まってしまうと考えました。そのため、死んだことは隠して戦い続けて欲しいと思っていたそうです。戦いの強さを言われる武田信玄ですが、死ぬ間際まで戦いに勝つことを考えていたのです。

人柄・イメージ

情報収集力に優れていたとされ、さらにはその情報を分析する力にも長けていたといわれています。戦略家のイメージがありますが、家臣や領民を大切にしており、周囲の人から信頼が厚かったとされています。

ゆかりの地

出身は現在の山梨県のあたりで、その他長野県、愛知県もゆかりの地とされています。

五月人形の鎧や兜のデザインの特徴

前立てに赤い鬼の顔や鹿の角をつけています。また、ハグマの白毛をイメージした白毛が施されています。

五月人形に込められた想い

周りの人から信頼されるような人になってほしいという思いが込められています。

織田信長

有名なエピソード

鉄砲を積極的に戦に使ったことが有名です。当時、鉄砲は最終兵器とされていましたが、信長は通常時から使用していました。長篠の戦では、3000丁の鉄砲を使ったとして、当時では異例の多さです。戦にも勝利することができました。また、「座」という、商人たちの組合のようなものを廃止したり、市場税も廃止するというように、不要と考えたことはすぐに取りやめたこともあります。

人柄・イメージ

リーダーシップがあって決断力もある、潔い人柄でした。新しい政策を考え、それを実行に移し、戦にも挑んでいく姿はかっこいいと言われることも多いです。また、身分が低い者とも仲良くしたりと、庶民からも好かれていたそうです。まさにみんなのカリスマ的な存在でした。

ゆかりの地

出身は愛知県ですが、その他に滋賀県や岐阜県、京都府もゆかりの地と言われます。

五月人形の鎧や兜のデザインの特徴

家紋である木瓜紋(もっこうもん)と御簾(みす)が特徴になっています。木瓜紋は、地上の鳥の巣で小鳥が飛び立つことから子孫繁栄、御簾は宮殿、寺院のすだれのことで、神のご加護への期待が含まれています。

五月人形に込められた想い

リーダーシップを持って、先頭に立てるような人になってほしいという願いや、新しい時代を切り開けるようになってほしい、新たなことに挑戦して欲しいという思いが込められています。

徳川家康

有名なエピソード

豊臣秀吉から持っている高価な茶碗を自慢されることがありました。そのときに、家康は自分にはこんなに披露できるようなものを持っていないが、私のために飛んできてくれる家臣がいる、家臣が宝だと話したそうです。

人柄・イメージ

戦いにも勝利し、天下を取った家康はやはり何があっても最後まで突き進むというイメージがあります。徳川300年の歴史にまでなりますから、その基盤を作った子孫繁栄といったイメージもありますね。

ゆかりの地

生まれは現在の愛知県の岡崎城です。もちろん東京都、そして静岡県にもゆかりがあります。

五月人形の鎧や兜のデザインの特徴

繁栄と長寿の対象であるシダの葉をモチーフにしているのが特徴です。江戸幕府を開くきっかけとなった関が原の戦いで身に着けていた鎧兜は縁起がいいとして扱われました。

五月人形に込められた想い

子孫繁栄から、たくましい男の子に育って欲しい、最後までやりぬけるような子になってほしいといった想いが込められています。

直江兼続

有名なエピソード

直江兼続といえば直江状が有名です。兼続は、上杉景勝の家臣でした。豊臣秀吉の死後、徳川家康は景勝に、自分に従うことを求めました。それに反発した兼続が家康に充てておくった反論の手紙です。義を重んじていたのがわかります。

人柄・イメージ

知性や教養があり、頭がいいイメージと、心優しく愛を大切にするといったイメージがもたれます。

ゆかりの地

現在の新潟県が出身地であったこともあり、ゆかりの地は新潟県になります。

五月人形の鎧や兜のデザインの特徴

「愛」という感じをモチーフにしていて、それが印象的です。この「愛」は愛宕神社
から取られていて、上杉謙信が戦勝祈願をした神社の名前が由来しているという説と、信仰しいていた愛染明王から取ったという2つの説があります。

五月人形に込められた想い

知性や教養のある子に育ってほしい、愛を大切にする優しい子に育ってほしいといった願いが込められています。

3.その他の五月人形の種類

戦国武将をモチーフにした五月人形以外にも、さまざまな五月人形があります。例えば、金太郎は元気で優しい子に育ってほしいという願いが込められます。魔除けの力があるという鍾馗(しょうき)という神とされてきた存在や、武勇と平和の象徴とされる神武天皇がモチーフになった五月人形もあります。

4.まとめ

戦国武将をモチーフにした五月人形だと、どんな子どもに育って欲しいかが明確に願いを込められますね。出身地、人柄や功績といった項目から選ぶと、数ある五月人形も選びやすくなります。ぜひ、子どもの成長祈願を人気の戦国武将の五月人形に込めてみませんか。

五月人形の選び方:五月人形の種類や相場、飾り方について

五月人形といっても、たくさんの種類や飾り方がありどれを選べば良いのか悩みますよね。
兜か鎧、武者人形のタイプか、飾り方によっても値段は変わってきます。今回は、五月人形の選び方や種類、相場をわかりやすく解説します。

五月人形は、5月5日の端午の節句の日に「男の子が健やかに成長するように」という願いを込めて飾られます。
子どもの身代わりになり、厄除けや不幸から守ってくれる五月人形は、1人につき1つとされていて大切な人形です。人生に1つの五月人形、せっかくなら「できるだけ立派な五月人形を用意してあげたい。」と思う方も多いのではないでしょうか。しかし、五月人形は種類やサイズもたくさんあり、価格も違うので「どれを購入したらいいの?」と悩みますよね。
今回は、五月人形の種類や相場、選び方についてわかりやすく解説します。
どの五月人形を購入しようか悩んでる人は必見ですよ!

1.サイズや予算は必ず確認して!

購入する時に悩むのが、サイズや予算ですよね。
種類やサイズで価格も変わってきます。
例えば基本的な相場ですが、兜飾りの場合は3〜10万円ですが、鎧と兜のセットになると相場は10〜30万円と高額になります。
ある程度の予算を決め、ご自宅に飾れるスペースの寸法を測り、どのくらいのサイズがいいのか確認してから購入しましょう。
飾るスペースと五月人形のバランスの良さは購入する上で、大切なポイントとなります。

2.種類から選ぶ

大将飾り

大将飾りは、男の子が甲冑をまとった人形で一般的に、両側に弓と太刀の飾りを添えられています。
幼い顔で親しみやすく、兜や鎧よりもかわらしい印象で母親からも人気です。
通常人形と一緒に、飾り台、屏風、付属の飾りがセットになっています。
簡単に飾ったり、片付けられるのも人気の理由の1つですよ。
相場:3〜10万

鎧飾り

兜、鎧、弓矢、太刀がセットになっていて、とても豪華な鎧飾りです。
床の間に置く立派なものだと、なんと実際に身につけられるものもあり、記念撮影ができ1年ごとの成長を見比べながら楽しむこともできますよ。
鎧飾りは、兜飾りよりも基本的に値段の相場は高くなります。
相場:15〜30万

また、飾るスペースがあまりないという方でも小さなコンパクトサイズのものもあるので、ご自宅のスペースや予算に合わせて購入することもできます。
相場:7万〜10万前後

兜飾り

兜飾りはその名のとおり、鎧がない兜のみの五月人形となっています。
兜たメインで、付属飾りで弓矢や太刀がつくのが一般的です。
有名武将の兜が多くあり、中でも戦国時代の武将の真田幸村、上杉謙信、伊達政宗などの兜がかっこいいという理由からおとなからも大人気。
また、基本的に鎧飾りよりもサイズが小さく飾りやすい、また価格も比較的に安いのも人気の理由の1つです。
相場:5〜15万

武者人形

鎧や兜は、歴史で有名な人物や武将をイメージしたものが多いです。
一方「武者人形」とは、童話や歴史の人気の人物「桃太郎」「金太郎」「牛若丸」などをモチーフとして作られた五月人形となっています。
中でも、「金太郎」は定番のようです。金太郎のように心優しく力強く生きてほしいという願いが込められています。
鎧・兜・弓太刀・台・屏風を自由に組み合わせられる店があるので、お子さんと一緒に楽しく選んだり、オリジナルのセットを作ることもでき楽しいですよ。
相場:3〜6万円

3.飾り方から選ぶ

平飾り

鎧飾りの定番ともいえる平飾り、大きく分けて3つの飾り方があります。

床の間に直接飾る「床飾り」
床の間に直接、毛氈と真菰をしき屏風を立てて飾るのが一般的な飾り方です。
床の間がある家庭や余裕のあるスペースがある場合はとても映えて豪華にみえます。

飾り台の上に飾る「平台飾り」
飾り台の上に五月人形を飾り、デザインも豊富です。
飾り台は何も下に敷く必要がないので、シンプルで用意がしやすく飾りやすいですよ。
平台飾りは、セットになっている屏風、弓、太刀、飾り台により値段も変わります。
中には、セットの屏風や弓など道具を変えてくれるお店もありますよ。
もし、予算が超えてしまうとなった場合は、セット内容を変更してくれるお店を選ぶのも1つの手かもしれません。

高さのある平台に飾る「高床飾り」
高さがあるので、見た目がはれやかになります。
平飾りの中では1番豪華な飾り方ですよ。

三段毛氈飾り

五月人形もひな壇のように、段飾りをすることができます。
段飾りには、二段飾りと三段飾りがあります。
主流なのが、三段飾りで一段目に兜や鎧を飾り、二段目に三品、軍扇、陣太鼓、陣笠を飾り、三段目に三宝や鯉のぼり、吹き流しなどお好みで飾ります。
飾るデメリットとしては、場所を取ってしまったり飾り付けや保管が大変なことや金額が高いなどが挙げられます。
しかし、1年に1度の初節句の日なので、少し早めに出してご家族で豪華にお祝いするのもいいですよね。

ケース飾り

ケースの中に、兜や鎧飾りが入った飾り方が、「ケース飾り」
そのまま置くだけなので、管理のしやすさや飾る場所がないご自宅でも気楽に飾ることができるので、人気の飾り方です。
また、バリエーションも豊富でインテリアとして通年飾りたい方にもおすすめですよ。
相場:3〜7万円

収納飾り

コンパクトで飾れるのが嬉しいと好評の「収納飾り」
五月人形(兜、鎧など)、飾り台、弓、太刀などがそのままセットになっている場合が多いです。
小さいものだと、飾り台に道具が固定されているものもあるので、簡単に飾り付けができるので手間がかからず人気ですよ。
相場:10万前後

4.その他のポイント

作者や販売店のブランドから選ぶ

五月人形と一言でいっても、安いものからこだわった良品のものまで様々です。
「せっかくだから、ちょっと高くても立派な五月人形を買ってあげたい。」と思うご両親や祖父母の方もいますよね。
その場合は、好きな作者やブランドを選んで購入するのがいいかもしれません。
例えば、ブランドなら江戸で最古の人形の老舗、「吉徳大光」が有名です。
質が良いことはもちろんのこと、種類も豊富ですので一度は見ておきたいお店です。

また、本格的な五月人形が欲しい方は、甲冑師の加藤一冑さんの五月人形もおすすめです。
数々の賞を受賞されているので、人気の甲冑氏。
本物にこだわり抜いた美しさに思わずうっとりしますよ。

アフターサービス

毎年出し入れをする五月人形は、知らぬ間に傷がついたり、壊れたりする可能性があります。
せっかくお金を奮発して購入した五月人形が壊れてしまったらショックですよね?
そんな時にかかせないのがアフターサービスです。
サービスの内容は、その購入したお店によっても変わります。

  • サービス期間はいつまでか
  • どこまで保証してくれるのか
  • 修理の値段の見積もり

購入の際は、しっかり確認しましょう。

5.まとめ

五月人形の種類はたくさんあり、飾り方やブランドなどでも値段は変わってきます。
1人にたった1つの五月人形、後悔しないように飾る場所、サイズ、予算を決めてから購入したいですね。値段が安いものでも「こどもが健やかにたくましく育って欲しい」と願う親の気持ちは変わりません。ぜひこちらを参考にして、素敵な初節句が迎えられますように。

五月人形の基本の飾り方!手早くきれいな飾りつけのポイント

五月人形はいつ、どうやって飾るの?
家のどの場所に置くといいのか、手早く飾って、片付けるためのポイントや、きれいな飾りつけの方法、準備するときの注意点をご紹介します。

一年に一度の端午の節句。
子どものために五月人形を買ったはいいけれど、家のどの場所に飾ろう、どうやって飾るのか分からないと悩んでいる人も多いと思います。ここでは、飾る場所選びのポイントや、基本の飾りつけ方、さらには早く終わらせるポイントまで見ていきます。

1.五月人形飾りつけのポイント

五月人形の飾り方は様々

五月人形には鎧飾りや、兜飾りなど種類がさまざまです。地域によっても飾る五月人形が変わってきます。飾り方の手順ももちろん人形の種類によって違ってきますから、どの人形を持っているか、まずは確認してから始めましょう。

五月人形を飾る場所

五月人形は家のどの場所で飾るのがいいのでしょう。
その場所選びのポイントは、以下の4点です。

  • 直射日光に当たらない、湿気のない場所
  • 家族が見える場所
  • 子どもの手が届かない場所
  • 掃除のしやすい場所
直射日光に当たらない、湿気のない場所

五月人形は湿気に弱いです。湿気があると、カビが発生してしまう恐れがあります。そのため、台所、お風呂場の近くは避けた方がいいです。
また、直射日光は人形が変色してしまう可能性があるため、窓のそばも避けたほうがいいですね。特に窓の近くは、結露が発生することもあるため良くありません。

家族が見える場所

五月人形は、男の子の病気や、ケガを防ぎ、健やかに成長するようにと願って飾られています。家族みんなで子どもの成長を願うものですから、やはり家族みんなが集まるような、家の中心に置くのが望ましいですね。リビングなど、目に付く場所に置きましょう。

子どもの手が届かない場所

五月人形の部品は細かいものが多いです。そのため、小さなお子さんがいる家庭では飲み込んでしまうことがないように配慮が必要です。ケース等に入っていれば、そこまで問題はありませんが、ケースに入っていないときは、なるべく子どもの手が届かない場所に置くことをおすすめします。

掃除のしやすい場所

ほこりや汚れがないように清潔に保つ必要がありますから、時々ハタキではたいてキレイにしなければなりません。掃除のしにくい場所にあっては、ほこりも溜まってしまいますから、掃除がしやすく大人の手には届きやすい場所がいいですね。

なお、飾る方角を気にされる方もいますが、どの方角に飾るかは重要ではありません。五月人形は神様というわけでもなく、縁起が悪い方角というものはないため、方角については気にしなくていいでしょう。

人形を傷つけず、手早く飾りつけるためのポイント

飾る場所が決まったら、いよいよ飾りつけです。箱からいきなり出してしまう前に、どのような手順なら人形を傷つけることなく、素早く飾りつけができるかを見てみましょう。ポイントは以下の4点です。

  • 晴れた日に飾る
  • 飾る場所で作業する
  • 手袋をはめる
  • 道具を取り出すときと、飾り付けるときに写真を撮っておく
晴れた日に飾る

何度も出てきていますが、五月人形は湿気に弱いです。カビが生えてしまう恐れがあるため、なるべく晴れた湿度が低めの日に飾るようにしましょう。そうすることで、劣化を防止できます。

飾る場所で作業する

せっかくきれいに飾り付けても、飾る場所まで運ばなければならないと、持って行く間に崩れてしまうかもしれませんね。飾る予定の場所で、そのまま飾りつけをして、運ぶことがないようにしましょう。

手袋をはめる

金属部分に指紋が付きやすく、飾ってから汚れのように見えてしまっては、きれいに飾れてももったいないです。飾り付けの段階から手袋をはめて、指紋が付かないように気をつけましょう。布製の手袋がない場合でも、ハンカチを当てながら、作業するなど指紋が付かないように部品を触りましょう。

道具を取り出すときと、飾り付けるときに写真を撮っておく

一度道具を取り出してしまうと、箱のどの部分に何が入っていたのか分からず、片付けるときに苦労します。素早く適切にしまうためにも、道具を取り出す順に写真を撮っておくと、あとから便利です。また、飾り付ける際も途中の段階で写真に収めておくことで、来年また飾るときにどのようにして飾っていたかを確認できます。今年よりもさらに早く飾るためにも写真に撮っておくことをおすすめします。

2.五月人形基本の飾りつけ

鎧飾り

鎧飾りは頭から足まで全身ある人形です。
大まかな順番としては、下半身→胴体→顔→足、の順で飾り付けていきます。

下半身

必要なものは、土台となる櫃(ひつ)、佩楯(はいたて)です。

  • 佩楯(はいたて)を櫃(ひつ)の中心に合わせて、全面に垂らします。
  • 佩楯の帯の両端を櫃の中に挟むことで、固定します。左右対称になるように調節しましょう。
胴体

必要なものは鎧、芯木(しんぎ)です。

  • 櫃の上に、芯木を載せます。
  • 芯木に鎧を着せます。場所や、腕の曲がり具合のバランスを見ましょう。

必要なものは、面頬(めんぽお)、鍬形(くわがた)、竜頭(りゅうず)です。

  • 芯木の上部の溝に面頬の紐をかけて、吊るします。
  • 位置が鎧の上に収まるぐらいで、紐の長さを調節します。
  • 鍬形と竜頭を差し込んで、芯木に被せます。

必要なものは毛履(けぐつ)、脛当(すねあて)です。

  • 毛履に脛当を差し込みます。
  • 櫃の前に並べます。
最後

必要なものは弓、太刀です。

  • 最後に全体のバランスを整えます。おなかが出過ぎないように、腕の位置などを調節し、かっこいい場所を探しましょう。
  • 向かって左側に弓を、右側に太刀を置きます。太刀は柄が下になるようにします。

兜飾り

兜飾りは、鎧飾りとは違い、頭の部分だけなのでシンプルです。
必要なものは、櫃(ひつ)、芯木(しんき)、袱紗(ふくさ)です。

  • 櫃の上に芯木を乗せます。
  • 袱紗を芯木に被せます。そのときに、一つの角が前に垂れるようにかぶせてください。垂れすぎないように注意しましょう。
  • 兜に鍬形と竜頭を差し込みます。
  • 芯木に兜を乗せます。左右を間違えないようにしましょう。
  • 全体のバランスを見て調整しましょう。
  • 最後に、弓を向かって左に、太刀は柄を下にして右側に置きます。

鎧兜以外の道具の飾り方(三段飾りの場合)

三段飾りでは、鯉のぼりや粽(ちまき)も一緒に飾ります。
大枠を組み立てて、屏風も飾ったら、まずは、二段目から組み立てていきましょう。

二段目の、左から

  • 鯉のぼり
  • 陣笠(じんがさ)
  • 太鼓
  • 軍扇(ぐんせん)
  • 篝火(かかりび)

三段目です。三段目の左から

  • 篝火(かかりび)
  • 柏餅
  • 八足台
  • 粽(ちまき)
  • 篝火(かかりび)

を置きます。場所を間違えないようにしましょう。
最後に、一番上の段に、鎧兜や弓、太刀を置きます。ここがメインですね。
全体のバランスを見て、微調整をしたら完成です。

3.五月人形をしまうときは

やはり湿気に弱い五月人形ですから、天気は良く、さらに湿度が低く、カラッと晴れているような日にしまうと最適です。
飾りつけをしたときと同様に、手袋をはめながら金属部分に直接触れないようにします。見た目の問題だけでなく、皮脂がカビの原因になるからです。一年のうちのほとんどが保管されていますから、来年箱を開けたときにはカビが生えていた、ということのないようにしましょう。
また、こちらも飾りつけのときと同様ですが、部品を飲み込まないように子どものいないときに片付けるようにしたほうがいいですね。箱にしまっていくときは、部品を薄紙などで包み、傷が付かないように注意しましょう。

4.まとめ

いかがでしたか。飾る場所、飾る日、片付ける日、全てに共通していたのは、湿気と直射日光を避けることでした。晴れた日に、子どもの手が届かない場所で準備ができれば、安全で良い状態でしまえますね。手で直接触れないようにし、保管している間にカビが生えてしまうのを防ぐことも重要です。
掃除をするときのことや、後片付けをするとき、来年飾るときといった先のことを考えながら準備をすれば、効率的に作業ができます。ぜひ、参考にして飾りつけをしてみてください。