ひな人形 五月人形の増村人形店

雛人形の選び方のホント 第弐話 ‐川瀬猪山‐

人形にいのちを吹き込む頭師

長年の京都の伝統が息づく、最高の職人による雛人形のお顔。それは、見る角度によって人間の全ての感情(喜怒哀楽)が表現され、自分が悲しい時には一緒に悲しみの表情を見せてくれ、嬉しい時には喜びの表情を見せてくれると言います。
その製作は、型抜きに始まり、乾燥、眼入れ、地塗り、なか塗り、めきり、さらえ、研磨、上塗り、描毛…と気の遠くなる程の手間を要する。特に、眉や口紅の描画には熟練の技術と経験、集中力を必要とする。

そして、最高の京頭師の話をするならば、確実に名前が挙がるであろう職人が存在する。

【川瀬 猪山】

初代、二代目を経て、現 橋本寿美子師で三代目。昭和40年、二代目が京都府産業功労者を受賞。さらに日本万国博の享保雛頭の製作を手がけ、昭和53年、「現代の名工」として京人形匠初の労働大臣表彰授賞。三代目としては平成3年、京都府伝統優秀技術者受賞など、節句人形界に多大な影響を与えた技術と功績はあまりにも偉大。

猪山師の手による頭の柔らかで、そして穏やかな気品漂う表情は、控えめでありながら見るものを魅了し、同じ京頭師達も頷くほどの高度な手仕事と感性により生まれる。また、面相道具へのこだわりも日本一であると言っても過言ではなく、その種類の多さ、所有数からは描画の繊細さと難しさを窺い知ることが出来る。

代々世に認められる猪山師の頭は、今も昔も京頭の象徴として尊ばれています。

「頭には魅力がないとあかん。なんぼベッピンでも魅力が無い人がいるやろ。美人でなくても魅力のある人がおるし・・・いつまでも見飽きひんような、内からにじみ出てくる何かがないとなぁ。娘ものはほんのりしたお色気と、お雛はんはその上に気品がないとあかん。じっと見ていると心が休まるような顔ができたらええのやけど・・・」

 

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